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世界の中心で平和を叫ぶ。第2部
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。第2部 123

その一方で、啓太の両手は別の生き物のように動いてマヤとマイを牽制する。

「ふぃあッ!?ご、ご主人様、そこはぁッ!?」
「ひやあぁぁッ!?そ、そこッ!気持ちよすぎです、ご主人様ぁッ!?」
「・・・!・・・ッ!!」
「ああン、ご主人様ぁ♪」
「ふうっ、ふうっ・・・!」

マリア以外の全ての人間(?)たちが快楽に喘ぐ。
男も女も攻める攻められるの立場も何もない。
そして渦巻く快楽が最高潮に達したとき、それははじけた。

「「「「「うああああぁぁぁッ!?」」」」」

頭が真っ白になって魂が昇天するその瞬間、啓太はみどりの中で盛大に射精し。
マイとマヤは愛液を噴出させ、朱鷺と蒼は快楽に震え。
みどりは処女を失ったばかりだと言うのに、子宮に主人の精液を注がれた喜びと感動で全てが満たされていった。
そして少女たちの奉仕を一身に受けていた啓太は。
5人がかりの快楽に身体が持たず、そのまま倒れるように意識を失ってしまうのであった。
その後、目覚めたときには後始末までちゃんとされた状態で横になっていて、マリアたちはすでに退席した後だった。
啓太はマリアたちに幼女を差し向けたことへの説教ができなかったことと、いろいろ退治那者を失ってしまったショックで、その後夢がやってくるまでの間、えらいへこんでいたようだった。
しかし彼にはいつまでも落ち込んでいるヒマはない。
なぜなら彼にはこの後、自らの住む町を支配下に置くという大きな目的があったのだから。

――――

そして。悪の組織の長としての一歩を踏み出した啓太は、来るべき日に備え・・・。
夢の呼び出しを受けていた。

「・・・・・・」
「・・・・・・(お、重い!か、覚悟はしてたけど、何だこの重さはっ!?)」

それはそれは何とも重苦しい雰囲気だった。
護衛としてやってきたウルティマ・ビーストやベンケイ・ウォール(レストランの一件で本部に引き戻された)こと薙も居心地悪そうにしている。
平気そうにしているのは夢の対面に座っているクロックくらいのものだ。
無理もあるまい。
危ないから余計なことするなと言われていたのに、自ら危険にさらした挙句、夢の知らないところで勝手に組織を動かしたのだ。
いくら啓太が主人とは言え、主人が不利や危険になるようなマネをされて内心おもしろいはずもない。

(お・・・おい薙!何とかなんねえのか、この重苦しい雰囲気!)
(そ・・・そんなこと拙者に言われても何ともならんでござるよっ!?
 貴殿こそ何とかできんのでござるかっ!?)
(無茶言うな、バカッ!)
「啓太様」

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