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世界の中心で平和を叫ぶ。第2部
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。第2部 118

マイは啓太の耳元に近寄ると、発情した乱れた呼吸もそのままにささやいた。

「ぬっふっふ〜♪すごいのは蒼ちゃんだけじゃないんですよ、ご主人様〜?
 行くよ、朱鷺ちゃん!」
「は〜いっ♪」
「!?」

2人は目線と短いやり取りだけで意思の疎通を行うと、同時に舌を出して啓太の唇を奪った。
マイの舌が啓太の唇をこじ開け。朱鷺の舌が啓太の口の中を蹂躙する。
キスと言えば1対1しか知らない啓太は、マイたちのダブルキスに大いに驚く。
蒼の全身コキで思考が麻痺していたこともあり、啓太はどうすればいいのかわからない。
その隙を突いてマイと朱鷺は思うがままに啓太の唾液を、舌を、口の中を味わい、恍惚とする。
それに対し、慌てたのがみどりだ。

「・・・っ、〜〜〜ッ!?」

後れを取ってしまったみどりは自分も奉仕しようとするが、動こうとすると朱鷺と蒼を落としてしまいそうで動けない。
口が利けないのか、言葉こそないが泣きそうになっているのが眼に浮かぶようだ。
顔はないので想像だけだけど。

「落ち着きなさい、みどり」
「!?」

そんな慌てふためくみどりをたしなめたのは、彼女の師であるマリアだ。
彼女は弟子が後れを取ったというのに、動揺する素振りすら見せない。
まさに冷静そのものだ。

「いついかなるときでも美しくエレガントに。
 それがご主人様にお仕えするものの基本よ。
 今のあなたの役目は、啓太様の気分を損ねないように人間の形を維持すること。
 大丈夫。あなたには機会も2人にはない武器もちゃんとある。
 今はただ静かに待っていなさい」
「・・・っ!?・・・。・・・・・・」

エレメンタル・ガーディアンのリーダーの威厳と風格をもってみどりを諭すマリア。
その言葉に少し困惑したようだが・・・よほど教育が行き届いているのか、すぐに気を取り直して朱鷺と蒼の補助に徹する。
しかし啓太はそれどころではない。
下は蒼、上は朱鷺とマイに攻められ、啓太は防戦一方だったからだ。

(すっ、すご・・・っ!?く、口もすごい気持ちよくて・・・!
 くっ・・・あ、ダメ・・・だっ。出・・・るっ!?)

ドプッ!ドプドプッ!!

「う、おンッ!?」

下と上(しかもWキス)の2点攻めに、啓太は思わず射精する。
いつも女怪人たちに搾られていると言うのに、温泉を掘り当てたときのような、すさまじい噴き出しっぷりだった。

(ふ・・・ああぁ・・・。こ、こんな子供相手に・・・オレは・・・こんなにも・・・!?)

ビュクビュク断続的に噴き出る自分の精液を見ながら、啓太は何とも複雑な心境になる。
蒼の全身コキも朱鷺&マリアのWキスも、正直とても気持ちよかった。

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