PiPi's World 投稿小説

世界の中心で平和を叫ぶ。第2部
官能リレー小説 - SF

の最初へ
 111
 113
の最後へ

世界の中心で平和を叫ぶ。第2部 113

しかしご主人様権限を使うより早く、マリアが口を開いた。

「あ、そうそう。今日は元気のないご主人様のために、新しいコを連れていたんですよ」
「・・・新しいコ?」

その言葉に啓太は眉をひそめた。夜伽をしに啓太の元へ来る女の子は数多い。
あまりに多すぎて、まだ顔と名前を把握してないくらいだ。
いくら好き放題Hしてくださいと言っても、顔も名前も覚えていないうちからS○Xだなんてできるわけがない。
しかしレフトファンの呪縛から救ってくれた啓太にお礼をしたい怪人は後を絶たない。
夢たちもさばききれないのが現状である。

「朱鷺(とき)ちゃん、緑ちゃん、蒼(そう)ちゃ〜ん?
 入ってらっしゃ〜い♪」
「ちょ・・・待・・・うっ!?」
「んッ!?ん・・・んん〜ッ♪」
「ああ、啓太様ぁ・・・♪」

啓太が断ろうとするも、啓太の胸と剛直をなめしゃぶるマヤとマイに妨害され、射精する啓太。
そして啓太が絶頂の快感を味わう中、新入りの怪人が啓太の部屋に入ってきた。

「・・・へ?」

入ってきた怪人を見て啓太は思わず間抜けな声を上げた。
啓太が声を上げたのは・・・まぁ、入ってきた相手がいろいろ突っ込みどころ満載だったからだ。
まずマリアは3人呼んだはずなのに、入ってきたのは1人。
それも小学○年生と言っても通じるほどの幼女。
さらにその少女は、首に不釣合いなほど大きい首輪をしてメイド服を着ている。
おまけに片手にはなぜかパペットをはめている。
・・・まさか、こんな幼女が夜伽に来たなんて、事前に聞かなければ一体誰が想像できようか?
呆然とする啓太をよそに、少女はあいた左手でスカートをつまむと軽く首をかしげて自己紹介した。

「はじめまして、ご主人様。わたしは朱鷺とゆいます。でー・・・」
「私が蒼と言う。これからよろしく頼む。
 そして朱鷺の下にいるのがみどりだ。みどりは言葉を話すことができないのでな、かわりに紹介させてもらう」

本体の言葉を受け、右手の人形が自己紹介する。
それは何とも不思議な自己紹介だった。
人形と本体(少女)はまだわかる。だが彼女らの言う3人目は一体どこにいるのだろう?
人形の蒼は朱鷺の下にいるというが、彼女の下には影と床しかない。
もしや彼女たちの近くに潜んでいると言うことなのか?
しかしそうではないことは、彼女らの次のアクションですぐにわかった。
3人目はすでに啓太の目の前に堂々と姿を現していたのだ――。

SNSでこの小説を紹介

SFの他のリレー小説

こちらから小説を探す