PiPi's World 投稿小説

世界の中心で平和を叫ぶ。第2部
官能リレー小説 - SF

の最初へ
 110
 112
の最後へ

世界の中心で平和を叫ぶ。第2部 112

いじめられない場所、安住の地を求めて啓太はひたすら走り回る。
そしてついに啓太は安住の地を見つけた。
それは1人の女性の胸の中。後光が差していて顔はよく見えなかったけれど、啓太はその女性がよく見知ったものであることを理解していた。
なぜならその女性の抱き心地はとても優しく、懐かしい感触をしていたから。
啓太がこの上ない安堵感に包まれたそのとき、彼は夢の世界から現実へと帰還を果たした。
なぜあんないいところで目を覚ましたのか。
決まっている。今朝の『当番』が啓太を起こそうと彼の剛直をなめているからだ。
以前はあまりにも現実離れした話に、啓太は『当番』の怪人たちにやらなくていいと何度も言って聞かせていた。
しかしあまりの数の多さと反省の色のなさに、啓太は半ば以上説得をあきらめている。
その結果、朝のフェラ○オは啓太を起こすときの日課となってしまっている。
まったく慣れとは恐ろしい。
しかしいい夢を見ていたところで邪魔されるのはおもしろくない。
啓太は久しぶりに文句の1つでも言ってやろうかと、下半身を覗き込んだ。
そこでは見覚えのある3人のメイドさんたちが、仕事と実益を兼ねた朝のご奉仕に精を出していた。

「んむっ・・・んあっ・・・」
「ふうふうふう・・・ッ!」
「ピチャ・・・チュパッ、ジュルルルッ。・・・ぷあっ?あ、おはようございます、ご主人様ぁ♪」
「・・・おはようございますじゃねーだろ。何やってんだ、朝っぱらから」

啓太はあきれながらもそう毒づいた。
朝っぱらから濃厚なフェラ○オしているのは七海マリア・初音マイ・青山マヤの元正義の味方3人組だ。
クロック配下のカーズド・シャーマンに敗れた彼女たちは、クロックに洗脳・強化手術を施され、今は立派なメス犬メイドとして啓太に尽くしている。
・・・それにしても朝っぱらから濃厚なトリプルフェラ○オとは贅沢な話である。
しかもこんな起こし方を毎朝されているのだから、啓太がどれだけ大切に扱われているかがよくわかるであろう。
全世界の男たちを全員敵に回しそうな勢いではあるが。

「んむっ・・・。ご主人様、夢様が倒れられてからいろいろ大変だったじゃないですか」
「そこで私たち3人が、啓太様のお心を慰め、癒して差し上げようと思いまして・・・チュッ♪」

マリアの言葉をマイが引き継ぎ、手持ち無沙汰になったマリアが啓太の唇を奪う。
キス魔である彼女のディープキスで一瞬快楽に流されかけるも、これまで鍛え上げられた経験と根性で何とか理性を守り抜いた。
ちなみにマヤは啓太の剛直にしゃぶりついたまま。
3人の中で1番淫乱である彼女。どうやらせっかく独占できた啓太のモノから口を離したくないようだ。
啓太の剛直の先端を飲み込んで熱心に奉仕している。
しかしこれまでにも幾度となく似たようなことを経験している啓太は動じない。
ここはご主人様権限を使ってさっさと3人を追っ払おう。
啓太はそう考えていた。

SNSでこの小説を紹介

SFの他のリレー小説

こちらから小説を探す