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世界の中心で平和を叫ぶ。第2部
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。第2部 109

獣と化した啓太は乱暴にクロックをひっくり返すと、ベルトに手をかけ、パンツごと下を引き摺り下ろした。
人間ならまずできない芸当だが、怪人の身体能力を得た今の啓太ならこんな荒業も可能なのだ。
そしてあらわになった秘裂に啓太は固く反り返った肉棒の先端を押し当てた。

「ちょッ・・・!啓太様!?まさか・・・!?」

その意味することを理解したクロックはさすがにあわてる。
当然だ。いくらなんでもあんな乱暴な前戯で濡れたりするわけがない。
今の状態で啓太のモノを挿れられたら・・・!
想像しただけで鳥肌モノの展開に、クロックはついに声を出してしまった。
しかし今の啓太にはヒトの言葉はおろか、その心すら届かない。
無常な肉棒の一撃が、一息でクロックの奥深くまで打ち込まれた。

「ガッ・・・ぎッ・・・!?ぐああぁッ・・・!?」

ろくに濡れてない膣内に啓太のモノが埋め尽くす。
あまりに遠慮がなかったために、中で膣が擦り切れ、啓太の肉棒を赤く染める。
するとさすがに啓太も気持ちよくなかったのか、不快そうに眉をひそめる。
だが忘れてはいけない。今の啓太は人間ではない。
理性や優しさを忘れた獣なのだ。
思ったほどの快感を得られないことに業を煮やした啓太は、あろうことかそのまま腰を振り出したのだ。
戦闘でも味わったことのない、身体の中から引き裂かれるような痛みがクロックの全身を駆け巡る。

「ふッ・・・ぐッ・・・ンンッ・・・!」

あまりの暴挙に一瞬抵抗してしまったクロックだが、すぐに気を取り直して腰を振り出す。
できることなら動きたくもないのだが、少しでも膣内を濡らさなければとんでもないことになる。
啓太を振り払う選択のできないクロックは、両目に涙を浮かべながらも必死に膣を濡らそうと腰を振り続けた。
するとクロックの必死さが本能を動かしたのか。
彼女の膣内が徐々にではあるが、少しずつだが濡れ始めてきた。
身体があまりの強引な交わりに危険を感じたのかもしれない。
激しい痛みの中にわずかな快楽が混じり始める。
ああ、やっとこれであの痛みから解放されるのか。
そう思ったそのとき。

ドクンッ!

「ひぐッ!?」

突然啓太が盛大に射精する。まだクロックは絶頂どころか快感すら満足に味わっていないというのに、あまりに身勝手な話であった。
まぁ終わってくれるのなら何でもいいやとばかりに、四つんばいのクロックは啓太の様子を伺おうと後ろを見やる。

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