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ideal ring
官能リレー小説 - SF

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ideal ring 4

彼女が何を求めているのか。
そのすべてを知っている俺は意地の悪い笑みを浮かべながら股を開き、ギンギンとそそり立つチ○ポを見せつける。

―――ゴクリ。

ほしくてほしくてたまらないものを目の当たりにして祥子は思わず生唾を飲み込む。
そしてエサにありついた犬のように、むしゃぶりついてきたのはわずか数秒後のことだった。
1匹のメスと化した祥子を前に俺もまた1匹のオスとなり、それから時間も忘れ、お互いをむさぼりあった。
すごかった。
ヘビは頭の先からシッポの先まで絡みつき、お互いの境目が溶けて1つになってしまうほど濃密な時間を一晩かけて過ごすと本か何かで聞いたが、これはそれに匹敵するんじゃないだろうか。
しかも俺たちは指輪の力でいつまでも好きなだけつながりあうことができる。
欲望のすべてを出し切った後になる賢者モードがなければ、いったいどうなっていたかわからない。
指輪にはその万能さゆえに気を付けなければ、自らを滅ぼしかねない危うさもあるのだとつくづく思い知らされた。
でも手にしたのは教訓だけではない。
破滅寸前の快楽の後。
濃厚な性臭漂うベッドの上、徳永祥子という名前の俺の半身はにっこりと極上の微笑みを俺に向けた。
それは恋人とか永遠の伴侶とかそういう意味ではない。
文字通りの半身。体の一部。もう1人の自分という意味だ。
お互いの身体のことを知り尽くし、まるで呼吸するみたいに2人同時にイクことができる。
アイコンタクトどころの話じゃない。
俺達は相手のちょっとしたしぐさ、動きから相手の考えを推測、理解できるほどに深くつながりあっていた。
熟年夫婦でも一部しかたどり着けない境地の、さらに先のところに俺達は到達していたのだ。
ちなみに今の微笑みは『どうしたの?またヤリたくなった?』という意味である。
そのお誘いは非常に魅力的なのだが。俺はまだこの指輪の万能の力を使い切っていない。
今回はうまくいったものの、実際は指輪の力に振り回されていただけに過ぎない。
次こそはこの指輪を使いこなしてみたい。この神のごとき力を完全に使いこなし、自分だけの理想郷を作ってみたい。
そう思ったのだ。
それは公然の浮気宣言でもあるのだが・・・祥子は苦笑するだけでそれ以上何も伝えてこない。
彼女は理解しているのだ。俺が1人の女だけで満足できるような男でないと。
きっと彼女の脳内では俺が無数の女をはべらせているシーンでも展開されているのだろう。
だが彼女はそれを許す。たとえどんな女をそろえようと、自分を捨てることがないとわかっているから。
その時まで、自分もせいぜい楽しませてもらおう。
指輪のことを知らない祥子はそう心の中でうそぶいてほくそ笑む。
でも今はとりあえず、ということで俺達は再びベッドに沈む。
常人には感じることのできない、あのすばらしい一体感を味わうために。
使い古したベッドの上で祥子は軽く脚を広げ濡れそぼったま○こを見せ付ける。
何十回と交わったにもかかわらずぴったりと閉じ時折ち○こが欲しいかのようにパクパクと開閉させる。
何度熱い特濃精液を放ったか分からないがそれでも飽きをこさせないのは、
指輪の力で相性を最大まで高めている性かもしれない。
ギシギシと音を立てるベッドに乗り祥子のま○こに亀頭を押し当てる。
それだけで背中を甘い快感が駆け巡る、祥子のま○こはち○こを離すまいと膣口を開閉させる。
「はやく…んっ…いれて…」
それに答えるようにゆっくりと膣壁を押し広げるように奥へ奥へと突き進める。
「あぁん…じらさないでぇ…もっと…もっと…あっ、んっ…ガンガンついてぇ」
言わなくてもわかるのに、わざわざ声に出して言う祥子。
それはリクエストと言うより、懇願、抗議みたいなものだった。
奥を激しく突き入れられるのが好みなのは俺も承知している。
ではなぜ俺はそれに応えてやらないのか?
理由は簡単。彼女の好みを理想の形で叶えてやろうと思ったからだ。
俺は早くシテと訴える祥子に『ちょっと待ってろ』とアイコンタクトを送ると指輪の力を使った。
「―――?あ、う、何、こ、〜〜〜〜〜〜ッ!!??」
指輪の力が作動した次の瞬間。祥子は電流を流されたカエルのように白目をむいてビクビクとイキまくった。
いやその痴態はイキ狂うと言っていいかもしれない。
今、彼女の身体は俺のを受け入れてるだけでイッてしまうよう、設定されている。
さらに俺のチ○ポも祥子のオマン○に合わせて最適化させた。
今の俺は女殺しならぬ祥子殺しとなったのだ。
この状態で彼女の最奥を貫いたらどうなるか。それは言うまでもないだろう。
イキ過ぎて助けを求めるどころか悲鳴さえ上げられない祥子。
彼女は俺の実験台第1号として、未知の快楽の世界へその1歩を踏み出した。

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