PiPi's World 投稿小説

時間停止能力
官能リレー小説 - SF

の最初へ
 1
 3
の最後へ

時間停止能力 3

よし、記録した時間に戻った。
ナイフを持って、「Load」ナイフを持たずに同じ時間に戻った。
うーん、何も持たずに戻っても、意味がないよなぁ。
「Capture」お、ナイフが消えた!
「Release」よし、出てきた。
ナイフを「Capture」して「Load」して「Release」で2本になった。
Captureした時間がきたら、古いほうが消えるみたいだな。

他にできる事は何があるかなぁ。そうだ。
「Jump 1Minute Ago」お、一分戻った。
「Jump 10Years Ago」布団の中だ。体は小学生だ。
「Load」ふう、戻った。
時空管理局員に出会ったのは偶然だろうか?
時間コントロールするとバレるのか?
違うな。いま実験してるのがバレて無いなら、探知はできないはず。
でも、さっきのは偶然では無いだろうな。
一瞬で裸にして中出ししたから、噂が広がって未来から来たに違いない。
泥棒に使うのもだめだな。
少しの額なら大丈夫かもしれないけど、怪しまれたらだめだ。
競馬の当たり馬券を、派手に買うのも止めておこう。噂になりそうだ。
ナンバーズやロト籤もやめておくかな。当選者の監視をしてそうだ。さっき時空管理に目をつけられたし。
祐一は翌朝銀行に来ていた。バイト代を全部500円玉に両替した。
10年以上前の年号の500円玉だけを袋にあつめた。
いくつかの銀行を回って、全部10年以上前の500円玉に変えた。
カバンに500円を入れた袋とノートパソコンを収めて「Capture」した。
小学生の頃に戻って、500円を自分の口座に貯金した。
ノートパソコンを公衆電話でネット接続して、株取引をする。
新興のIT企業株を、銀行に振り込んだ15万円で購入した。
ノートパソコンを収めて、元の時間に戻る。株は200倍の3000万円になった。
半年後、祐一の成績は急上昇していた。
時間操作能力を没収された時の事を考えて、必死に勉強したのだ。
たった2時間の家庭教師も、LoadとSaveを使えば何百時間に引き伸ばせる。
勉強に飽きれば、時間を止めて漫画喫茶に篭り放題だ。
性欲を発散するときは、近所のラブホテルに侵入していた。
時間を止めてフロントのマスターキーで全部の部屋を回って、めぼしい女を犯すのだ。
セックス中のところを割り込めば、中出しを怪しまれることは無かった。
日替わりで中出しまくったので、何十人も妊娠させたはずだ。


1年後、祐一は大学生になっていた。
T大医学部、日本一の超難関を見事に突破していた。
時間を止めればカンニングできるが、実力で合格していた。
祐一は合コンの参加費を稼ぐため、パチンコ屋でスロットを廻している。
Slowで時間を遅くすれば、目押しが簡単にできるのだ。
どうしても勝てない設定の台は、Loadで入店時に時間を戻せば回避できる。
五百円の元手が、1時間後には五万円の現金に変わる。
毎回店を変えれば、絶対に怪しまれない稼ぎ方だ。
遊ぶ金ができたので、祐一は合コン会場に向かった。

SNSでこの小説を紹介

SFの他のリレー小説

こちらから小説を探す