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処女搾乳物語〜their daily life2〜 
官能リレー小説 - SF

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処女搾乳物語〜their daily life2〜  77

「あっ…高嶺さん……」
すると、さよりが右手でお腹を軽くさすった。
「どうしたの越谷さん、まっまさか陣痛が……」
一瞬、さよりに陣痛が起きたと思い動揺する美帆。
「ううん、違うのよ。お腹の赤ちゃんが動いたのよ。きっと高嶺さん達にお礼を言ったのよ。」

「ありがとう。でも、さよりさん余り無理してはだめよ。」
さよりのお腹を優しくさすりながら忠告する美帆。
だが思いは少し複雑だ。
彼女達はその後に待つ残酷な運命が待っているのだ。
お腹を痛めて産んだばかりの我が子との別れ…
だが繁殖用乳奴になった以上それは逃れられぬ定め…
だからこそ受けいれた彼女達は出産を楽しみし、せめて我が子が幸せな乳奴人生を歩む事を願いながら日々過ごしているのだ。
それは美帆とて同じだ。
此処にいる全ての妊婦が秀憲の子を宿している…
そう美帆が一番欲している秀憲の子供…
だが、この先産まれるであろう美帆の子が歩む幸せな乳族人生とは違う歩み…
美帆もまた複雑な気持ちだったのだ。
だからこそ美帆は繁殖用乳奴への演奏会を行ったのだ。
そして元吹奏楽部の搾乳用乳奴達も自分の子供を産む事が出来ないだけに目の前のみんなを励ますのだ。

・・・・・・・・・

エディーネに住む者は皆が思う…
“此処に住む者は皆…家族”
だと…

・・・・・・・・・

「それじゃ、次はこんなのはどうかしら?」

桂子が美帆に声をかける。
どうやら今度はマーチを演奏したいようだ。
だが…

「う〜ん、もう一回スローな曲がいいなぁ」

鈴音はそう言って反論する。
勿論、二人共胎児の事を考えての事である。
桂子は明るい曲を聞かせて産まれてくる子供達には明るい子供にさせようとしたいのだろう。
逆に鈴音は優しい曲を聞かせて優しい子供にさせようとしている。
確かに昔から桂子は明るい性格であり鈴音は心優しい性格ある。

「そうね…どっちにしよう…」

優柔不断の花音は二人の間を右往左往し、

「まっ…どっちでも良いから早く決めようよ」

翠は一年らしくなく早く決めてくれと視線を向ける。
こうなると否応でも美帆の出番となる。

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