処女搾乳物語〜their daily life2〜 101
『乳族とは建前を重視する生き物である』
と言うことである。
アムルと乳族に基本的な違いは無い。特に古代からの血が強いフォルディーテ家の人間は『特に』である。
それは本質も然りであり、今までに何度もあるように乳族=アムルは『隷属』する生き物である。
しかし過去のアムル時代の暗黒を繰り返さないためにも『制度』や『建前』というものを作って乳族は生きている。
結局リーナは秀憲に従属しているのを認めたくない-認められない-でいるのだ。
「う〜ん、仕方ないなぁ…」
エミュがリーナに真実を話す。
乳族とアムルの同位性。フィーナやエミュが悟っていること…
果たしてリーナは受け入れるのか?はたまた『ありえないっ!』と叫ぶのか?
…
「え?」
…
…
…
否、どちらでもなかった。
きょとんとした表情で固まるリーナ。
「…?」
どうやら受け入れる云々の前に理解していないようだ。
「いや、だから…結局かわらないって事だよ。俺の為にもっとエロくなってくれてかまわないって事!」
「えっ?」
「だから『え?』じゃなくてさぁ。」
「う、うん…」
ようやくまともな返事を返すリーナ。ちゃんと理解しているかどうかは微妙だが…
「ユリーナさんは体に不具合は出ないって言ったんだろ?なら問題無しって−「ダメ」−え?」
秀憲はそろそろ寝ているフィーナ達の様子を見に行くために、話を終わらせようとしたが、リーナに遮られてしまう。
「不具合…出てるよ?」
「え?」
今度は秀憲が聞き返す。
リーナらしくない小さな声…大きな瞳を潤ませ頬を赤らめる。
「私言ったじゃん。私今めっちゃくちゃ秀憲と交尾したいよ?」
一歩、二歩…
リーナが秀憲に近づく。
「お、おい!」
嫌な予感…というより確信を感じる。
「別にアムルになんのが嫌だったんじゃないのよ?ま、ちょっと恐かったけどさ?」
三歩、四歩…
くにゅり
「んっ…」
まだ秀憲と離れているというのに、その巨大な乳房の突端はもう接触している。