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女体改造
官能リレー小説 - SF

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女体改造 5

「王道を押さえておきたい気持ちはわかるが、そのためには他社に負けないセールスポイントを作っておくことが肝要だ。
 このタイプはまだまだ改良の余地があるな」

自信の1品にダメ出しを食らい、優華はがっくりと肩を落とす。
厳しいようだが、セールスポイントはプレゼンにおいてもっとも大事なことの1つだ。
それがないようではプレゼンできない。
そして帝は次のホムンクルスの品評に移った。
次のホムンクルスは他のホムンクルスと比べ、明らかに様子が違っていた。
動物のものと思われる耳とシッポ。金色に輝く右目。
そして手足を拘束する革ベルトと口を封じるギャグボール。
その目つきはいかにも反抗的で、今も呼吸荒く帝をにらみつけている。
獣人型のホムンクルスはそうめずらしくないが、この反抗的な態度は商品としてまず見られるものではない。

「優華。これは何だ?ただの獣人型ではないようだが」
「は、はい。それは調教を目的に作ったホムンクルスです」

先ほどの失敗のショックを引きずった優華は幾分ビクビクしながらプレゼンを始めた。

「今までのホムンクルスはすでに商品として完成されています。
 しかし完成品である以上、そこに改良の余地はなく、ゆえにお客様は新たな妹たちをお買い求めになる。
 そう思ったんです。
 ですから私は逆に未完成を売りにした妹を作り、調教する楽しみを味わってもらおうとしました」

それは逆転の発想であった。
普通、この商売をやっているとリスクを避けて、すでにできあがったホムンクルスを売りに出す。
こんな未完成品を出そうなんて、勇気のあるものはそういないだろう。

「おもしろい発想だが・・・主人に牙を向くような狂犬ではとても売りに出せないぞ?」
「あ・・・ご安心ください。彼女・・・Cは安全装置として命令には絶対服従するように作っています」

優華はそう言うと、おもむろにCの口をふさぐギャグボールを外した。
途端にCは野生児のようにギャーギャー騒ぎ始めた。

「黙れ」
「・・・ッ!?」

帝が軽く命令すると、Cは突然言葉を出せなくなった。
なるほど、本人の意思とは無関係に命令を聞く仕組みになっているようだ。
すると主人の様子に優華は微笑むとある命令を下した。

「発情しなさい、C」
「・・・ッ!?」

その瞬間、Cの顔は一気に紅潮した。
身体はピンク色に染まり、呼吸が荒くなる。
そして彼女の陰唇からは、発情の証である愛液がジュンと潤っていた。

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