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女体改造
官能リレー小説 - SF

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女体改造 3


優華の言葉に、帝は満足げな笑みを浮かべるとそのまま工房を後にする。
残された優華は生まれて初めて与えられた、ビッグチャンスにその身を震わせていた。

「見ていてください、帝さま・・・!
 あなたの作られたホムンクルスが、どれだけ優秀であるかをしかとご覧に入れます・・・!」

優華は我慢の限界だと言わんばかりの様子で、さっそくサンプル作りのために必要なデータや材料を集め始めた。
今回はスタイルはあらかじめ決められている。
外見で売りを作ることは難しい。
では何を売りにするか?
優華は考える。
外見を変えられないのなら、内面・・・すなわち精神面を変えればいい。
だが・・・。

(果たしてそれだけで全てのお客様を満足させられるだろうか?)

ふとそんな疑問が頭をよぎった。
外見が変えられないなら性格をよくしよう。
そんなものは誰でも思いつくことではないのか?
当社ならではブランド商品にはなりえないのでは?
主人にホムンクルスを贈るとしたら、その程度で満足するだろうか?
主人の帝を基準にしているあたり、何かが間違っているのだが、事前にチェックしてもらうわけだし、問題ないことにしよう。
とにかく、優華は性格を重視することを危険と判断した。
・・・とは言え、あまり新機軸の商品を作るのも考え物だ。
ここは性格面を重視したものとそうでないものを作るほうがいいだろう。
作る方針を固めた優華は慣れた手つきで新たな妹たちに命を与えるべく、設計図に線を引くのであった・・・。

――――

そして約束の3日後。
帝の部屋に新たに生まれた10体のホムンクルスが勢ぞろいしていた。

「お待たせいたしました、帝様。
 これが帝様のために生まれた、私の妹たちです」
「ふむ・・・。お前の腕前、とくと堪能させてもらうとしよう」

帝はそう言うと、席を立って一列に並んだ娘たちに近づく。
すると何人かの娘たちはプルプルと震え出したり、情欲にとろけた表情を浮かべ始めたりとそれぞれの反応を返してきた。

「ほう・・・?私が動いただけですでに反応するとは」
「おもしろいでしょう?
 今回はお客様の欲望を満たすことをコンセプトに作ってみましたの」
「ほう?では早速説明してもらおうか」

帝に促され、優華はまず1人目のホムンクルスを呼び出した。
呼び出されたホムンクルスは小動物のようにビクビク震え、怯えている。
見るからに気の弱そうな彼女は帝の加虐心とほんのわずかな保護欲をかきたてた。

「おもしろいでしょう?
 この子はサディストのお客様用に、恐怖心と回復機能を重視して作ってあります。
 たとえ帝様のようなノーマルの方でもSに目覚めてしまう魔性の妹ですわ」

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