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世界の中心で平和を叫ぶ。
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。 8

そのおぞましさに思わず後ずさる啓太。
電波少女はそれを見て、力なく微笑むだけだった。

「確かに私はおぞましき怪人。
 しかしご安心ください。私目では啓太さまのお心を
 お慰めすることかないませんが、すぐに選りすぐりの
 美女をご用意いたしましょう」

そう言う彼女の瞳は新たなる使命に光り輝いていた。

「何、ちょっとさらってしつけるだけです、
 少々お待ちになっていてください」
「ちょっと待て」

あまりに物騒な言葉に、啓太は立ち上がろうとする少女を止めた。

「はい、何でしょう?」
「何か今、とてつもなく物騒なこと言っていたようだけど・・・。
 もう一回言ってくれないか?」
「はあ・・・。『確かに私はおぞましき・・・』」
「その次!」
「は、はいっ!?
 えっと、『何、ちょっとさらってしつけるだけです、
 少々お待ちになっていてください』、です!」
「アホかぁっ!!」

すぱこーんっ!

少女が指定されたセリフを繰り返した次の瞬間、啓太はいつの間に手にしたのか、手ごろな雑誌で少女の頭をツッコんでいた。

「? ??」

いきなり叩かれた少女は何が何だかわからないと言った様子で頭を押さえている。

「おっ、おまっ・・・。何とんでもないことを平然とっ・・・!
 大体、なんでそんなことっ・・・!」

あまりの怒りで、まともに言葉を口に出せないようだ。
というか、さっきは少女の変身シーン見ただけで気絶してたのに、よくそんなことができるな。
ショックが強すぎて免疫でもできたのだろうか?

「え、え?私、何か粗相をしましたか?」

何で叩かれたのか理解できないご様子。
人間の常識を知らないあたり、さすが怪人と言ったところか。

「わ、悪いも何も・・・!誰がそんなことをやれと・・・!」
「で、ですが啓太さまが気絶するほど醜い私の身体を差し出すわけには参りませんし・・・!」

どの口でそんなことを言うんかな。
顔立ちはグラビアモデル並みだし、身体は出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでる理想的なプロポーション。
青い瞳にストレートの銀髪ロングヘアーが目立つものの、十分美人の域に入ってる。

「それに啓太さまは母乳好き・巨乳好きの
 ハーレム願望の持ち主であらせられますし・・・!」
「・・・は?」

思わぬ言葉に啓太の怒りは瞬時に立ち消えた。

「あれ?違いましたか?」

電波少女改め怪人少女も先ほどからの思わぬ反応に思わず聞き返す。

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