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世界の中心で平和を叫ぶ。
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。 58

むしろ、リボンやフリルだらけの服がこんなに似合っているとは思ってなかっただけにうれしいくらいだ。
特に鈴の恥じらっているところとかがイイ。
・・・とは言え、これを私服として毎日着せるのは抵抗がある。
要するに、今は欲望と理性の綱引きの真っ最中なのだ。
そして脳内会議の結果、保留ということにして次に進める。
〜その2 和服(浴衣)〜
1回目から転じて、今度はスッキリとした装いです。
ちなみに3人には、夢には青、鈴には白、空には赤を基調としたものを渡してあります。
しかしやはり着付けに戸惑っているのか、なかなか試着室のカーテンが開けられません!

「遅いな・・・。お〜い!まだ終わんないの〜!?」

おおっと!3人が何を着ているか知らない啓太!
3人を焦らせるようなセリフが飛び出たぁ〜っ!

「「す、すみません!た、ただいま!」」
「お、お母さん待っ・・・!?」

シャッ!


その瞬間、時間が止まった。
正確には啓太の時間が。
彼女らは浴衣を大胆に着崩した格好を惜しげもなくさらしていたからだ。
夢は浴衣のすそから見事な脚線美を披露し、鈴は右肩を露出することで胸の谷間まで見えている。
アダルトな魅力たっぷりで、どこぞのAV女優も顔負けの色気を振りまいていた。

「な、何やってんだよ、このバカっ!?」

正気に返った啓太は、このトンデモ映像をしっかり網膜に焼き付けながらも試着室のカーテンを閉めようと手を伸ばした・・・が。
カーテンをつかむ途中で、偶然啓太の右手が空の帯を掠めた。
おそらく見よう見まねでやったであろう、いい加減に結ばれた帯はその衝撃で解け・・・。

「あっ」

空の裸体があらわとなった。
再び時間が止まる。それもそのはず、買ってやったはずの下着を何一つ身に着けていなかったからだ。
当然、浴衣の端からちらちらのぞくピンク色の乳輪や、毛の1本も生えていない股間が丸見えの状態になっている。
再び時間が動き出す。

「・・・空、さん?何で下着を着けていないのでしょうか?」

動揺のあまり、丁寧語になりながら啓太は尋ねた。
その動揺は素っ裸にさせたことへの罪悪感か、それとも裸を見れたことへの照れ隠しか。

「あれ?和服って着るときには下着を着けないんじゃないんですか?
 夢さんからそう教わったんですけど」

啓太は夢に『GJ!』とほめるべきか否か、一瞬考えたが、この状況ではそんなことも言ってられないと思い直してある指示を下す。

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