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世界の中心で平和を叫ぶ。
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。 42

「ちょっと待って」

突然警官から呼び止められたのだ。

「・・・何か?」

内心、何かミスをしたかと舌打ちしながら、返答する夢。

「君、この辺じゃ見ない顔だけど・・・。どこから来たの?」
「知らなくて当然ですよ。
 アタシ、つい最近この町に引っ越してきたんです」
「・・・そうなのかい?」
「はい。今、いとこの家に居候してるんですけど。
 ・・・何かあったんですか?」
「いやいや、ちょっと気になっただけだよ。
 引き止めて悪かったね、気をつけて帰りなさい」
「はい。それでは失礼します」
夢は頭を下げると小走りに公園から出て行った。

(・・・一瞬、正体を見られたのかと思ったが・・・。
 無用な心配だったな。
 目的もだいたい果たせたことだし、そろそろ帰還するか)

夢は人間以上の性能を出さないように気をつけながら、啓太の家に向かって走っていった。
その様子を後ろから眺めていた警官は、夢がいなくなってホッと一息。

「・・・危ない危ない。あやうく口を滑らせるところだったよ。
 さて、それじゃパトロールの続きと行きましょうか!」

警官は意味深な言葉を残し、彼もまた公園から去っていった。
・・・で。怪人親子に迫られていた主人公はというと。

「くぅっ!出すよっ!?」

ビュルッ!ビュルルルルルッ!

「あ・・・あ〜〜〜〜っ・・・」

本日何度目かの放出を娘の子宮に放っていた。
母親のほうはイカせすぎてすでに気絶して突っ伏している。
ま、これもいつものことか。

「・・・ってオイ、作者!オレの出番これだけ?!」

やかましい!
いつもいつもサカったサルみたいにS○Xしおって・・・。
たまには自粛しやがれってんだ。

「う、うるさい!こっちにはこっちの都合があるんだ!」

ならこっちの都合で進めてもかまわんだろーが。
んじゃ次のシーンに行くぞ。

「ちょっ・・・!待・・・!」

何か犬の遠吠えが聞こえますが、お気になさらず。
組織壊滅までの3日間、啓太たちの日常をお楽しみください♪

********

ピチャ・・・チュプ・・・

午前6時。怪人3人を囲う啓太の朝は早い。

「ん・・・あ・・・?何だぁ・・・?」

寝ぼけ眼をこすりながら上半身を起こすと・・・。
そこに見えるのは不自然なくらいに盛り上がったかけぶとん。
しかもそのあたりから妙にヌルヌルして気持ちいい感触が。

「・・・・・・・・・」

啓太は無言でふとんを引っぺがす。
するとそこには官能小説らしくお目覚めのフェラ○オに熱中する3バカトリオがいた。
あまりに使い古された設定だな。

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