世界の中心で平和を叫ぶ。 22
「ゆ、めぇっ!出、るぅううっ!?」
あまりの快感にアクセントが完全に狂った言葉で、啓太は何とか射精寸前であることを言えた。
「ろ、ろうろらいえううあい。あらいのふひのははに・・・!」
「ひぃぃっ!?」
・・・モノくわえたまんましゃべるなっつーの。
男の悶えるとこなんて説明したくもないのに、よけい悶えさせてどーする。
ちなみにさっきの訳わからんセリフは『どうぞ出してください。私の口の中に』と訳す。
お。とか何とか言ってる間に夢が啓太のモノを飲み込んだ。
「で、出るぅぅぅッ!!」
「んんんんぅっ!?」
ビュル、ビュルビュルルっ!
次の瞬間、啓太は夢の口内に盛大に射精する。
啓太のことを早漏と侮るなかれ。
これでも啓太だって毎晩・・・いやヒマさえあればヤってたから毎日か。ともかく、日々のSE○で少しは耐久力がついている。
その前は毎日のようにオナっていたのは余談だが。カッカッカッ!(笑い声だよ、念のため)
しかし夢の性技の成長スピードが啓太の耐久力を上回ってしまうのである。
啓太にしてみれば嬉しい悲鳴を上げるしかないというわけだ。
だが○ェラチオだけでS○Xが終わるわけがない。
というかそんなオチは私が許さん!
「ん、んんっ・・・」
夢は少し苦しそうにうめいたあと、啓太の出した精液を全て飲み下した。
美人は何をしても絵になると言うが、こういうのも扇情的でなかなかいいなぁ。
「ハア、ハア・・・」
「ふふっ、今日はいつもよりいっぱい出されましたね?」
あまりの快感に息切れする啓太に、心底嬉しそうな笑顔を向ける夢。
その目は情欲にとろけ、蜜の時間がまだ終わってないことを告げている。
「・・・でも、これで満足しちゃダメですよ?」
(・・・やっぱり)
私と啓太の思いをよそに、夢は四つんばいになってそのむっちりしたおしりを啓太に向けた。
「今日は『後背位』っていうのを覚えたんです。
ぜひ啓太さまにお試しいただきたくって・・・」
「ゆ、夢さんや、アンタいったいどこからそんなことを・・・」
以前から思っていた疑問をぶつける啓太。
無理もなかろう。日頃家事手伝いに勤しんでいる彼女にそんな時間があるなんてとても思えない。
・・・情報源となりそうなエロ本の類は何度も隠し場所を変えているのに。
「もうっ。こんなときにそんなこと言うなんてヤボですよ?」
返ってくるのは案の定、いつもと同じ答え。
何度質問してもこのようにはぐらかされてしまうのだ。
「・・・それとも、もうおなかいっぱいですか?」
「う」
そら来た、とどめの一撃。
目の前で美女が白くてむっちりとしたうまそうなおしりを差し出しているのに、漢としてそれを見逃すことができようか?いやできまい(反語)。