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世界の中心で平和を叫ぶ。
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。 205

その体格は大きく、身にまとうゴツゴツしたスーツは明らかに防御力を重視したメタリックなもの装着している。
身体の真正面には巨大な砲台を両手で抱えており、おそらくそれがバルキリーを沈黙させた武器であろうことは用意に想像できた。
相手を見たクロックは、苦々しげな表情でこうつぶやいた。

「・・・正義執行人、『ジャスティス・エクスキューショナー』!」

それは元レフトファン基地のブラックリストに挙がっていた、危険人物の1人であった。
「ほう、我の名を知ってるとは貴様等、ただの野良怪人ではないな。最も何者かは知らぬが無意味な私闘は秩序維持の為には成らぬ消えてもらおう。」
ジャスティス・エクスキュージョナーは嫌味とも言える不敵な笑みを浮かべてバルキリーを沈黙させた大砲を啓太とクロック達に向けて発射した。
ドゴオオォーン!!!!!。

ジャスティス・エクスキュージョナーの放った砲弾は凄まじい速度で襲って来る。しかし、クロックは涼しい顔をして術みたいなのを唱えた。
「ワーム・ホール。」
クロック達の前方に大きな黒い穴が開きジャスティス・エクスキュージョナーの砲弾を飲み込んだ。
すると、ジャスティス・エクスキュージョナーの頭上に砲弾が堕ちて来た。
ドゴオォォォォン!
あっという間に自分の攻撃を直撃したジャスティス・エクスキュージョナーであった。
「クッ…貴様、時空技系の怪人か、貴様みたいな輩は早急に抹殺すべきだな。」

クロックの時空攻撃に流石のジャスティス・エクスキュージョナーも先程までの笑みは消え失せた。
「ほう、ようやく本気を出したか、流石は死刑執行人だけの事はあるな。」


ジャスティス・エクスキューショナーは答えず、再び大砲を構える。
しかしそれがクロックに通じないことはすでにわかっているはず――?

キィィィィィィ・・・!

すると甲高い音とともに、砲身の奥が赤紫色に輝き始める。

「消えろ。この世から跡形もなく」

そして大砲から雷を思わせるような勢いで、巨大なレーザー砲が放射された!
不可避にして即死の威力を持つ雷が一直線に啓太たちに降りかかる。

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