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世界の中心で平和を叫ぶ。
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。 20

即答。当然だ。ここでNoと言うヤツぁ、男じゃない!
しかし怪人というハンデを背負っている彼女はうれしそうに微笑むとこう言った。

「啓太さまぁ・・・。だぁいすきぃ・・・。
 ぜぇったい私が幸せにして差し上げますねぇ・・・」
「うん・・・」

見れば男女逆転したプロポーズみたいだが、とにかく拾われた怪人少女は、以後、啓太の家に住み着くことになる。
そして啓太たち2人がどうなるか・・・。
それはこの拳大の石を啓太にぶつけ終わってから話すことにしよう。
決してエロシーンがムダに長くなったことへのあてつけでもなければ、いい女捕まえたことに対する嫉妬ではないことを付記しておく。
・・・えいっ!

ガンッ!

「あだっ!?」


―クチュっ、ちゅ・・・チュパッ!

「け、啓太さま、んっ、いかがです、か?」
「う・・・ん・・・。いい・・・よっ」

深夜のその日、あの怪人少女は啓太が童貞を卒業したあの部屋で啓太にフェ○チオをやっていた。
・・・つーか、また今日もやってんのか、あの2人は・・・。
ん・・・?ああ、これは失礼。
いきなりエロシーン展開されても、状況がわかるわけないものな。
今日まで何があったか、かいつまんで説明させていただこう。

啓太が童貞を卒業した、あれからは大変だった。
正気に返った少女はポロポーズみたいなセリフを口走って申し訳ないと平謝りし、『私の命でお詫びをーっ!』とか言って大暴れした。
驚いた啓太は慎重に説得を試みた結果、啓太が怪人少女の主になることで事件は解決した。
何だそりゃ、デメリットないじゃん、とか言う人!
それは甘い。
何のとりえもないヘタレの啓太が、女の子と付き合うだけでもすごいのに、ご主人様の真似事なんてできるわけがないっ!
事実、少女にご主人様となるべく、鍛えられているのが現状である。
しかしその道の険しいこと険しいこと。
記憶喪失とは言え、相手は凶悪犯罪の代名詞『怪人』。
一般常識というものを知らないのだ。
裸Yシャツ(啓太の趣味)で平然と家中を歩き回るし、3日前には啓太に裕福な生活をさせようと銀行へハッキングをやらかした。
その時の啓太の表情と言ったら・・・。
いや、笑った笑った。
当然、少女は激怒した啓太に説教され、世の中の仕組みについて徹底的に勉強させられるハメになった。

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