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世界の中心で平和を叫ぶ。
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。 164


『ハーレムの主』という言葉に、啓太は思わず顔を赤くする。
ヤることはヤっていたとは言え、いざ人から言われると恥ずかしいらしい。
しかしそういった心の機微に疎い怪人さんは、勢いに任せてとんでもないことを口にする。

「何なら、もっと免疫をつけてみるか?
 私としては啓太分をもっともっと補給しておきたいのでな」

啓太が返事をするのも待たず、リリスはあっという間に上半身裸になる。

「ほれ、遠慮するな。
 私の全てはオマエの所有物なんだ。
 乳を揉みしだこうが、妊娠させようがオマエの思うがままなんだぞ?」
「あ、あうあうあう・・・」

啓太が戸惑っている間に、リリスはすばやく啓太の手を取り、その豊満な胸に押し付ける。
スキのない怒涛の誘惑に啓太は声にならない悲鳴を上げる。

「・・・ああ、ダメだダメだ。断るならハッキリしろ、啓太。
 ほら、オマエが早く断らないから、欲情してしまったではないか」

・・・なんつームチャクチャな理屈。
どうやら欲情して思考回路がおかしくなってしまったようだ。

「ここは1つ、啓太分を補給させてもらわねば治まらん。
 啓太、協力して・・・」

くれ、と言おうとしたリリスの顔が急に苦虫を潰したような顔になる。
気づけばリリスの首筋に鋭い刃が当てられている。

「リ〜リ〜ス〜ど〜のぉ〜?
 私を放っておいて、ずいぶんとヤリたい放題、楽しまれておりますなぁ〜!?
 他の者どもも怒り心頭ですぞぉ〜!!」

見ればそこには菩薩の笑顔で鬼神のオーラを漂わせているナイトメアがそこにいた。
スーパーからずっとその存在を忘れられ、その挙句に置いてけぼりを食らったのだ。
怒るなと言うほうが無理かもしれない。
・・・いや。この様子からして、リリスの公開ディープキスを見てしまった可能性もありうるな、これは。
一触即発、孤立無援のこの状況下でどう出る、リリス?
「ナイトメア、すまん忘れてお前の事をすっかり忘れておった。啓太の母さんが来るから料理を作るぞ。」
あっさりナイトメアを煙に巻いたリリスはエプロンを着るリリス。

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