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世界の中心で平和を叫ぶ。
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。 163


「・・・ん♪今日の啓太分を十分に補給できた♪
 ご褒美、ありがとうな、啓太♪」

公衆の面前でいきなりディープキスをかました小悪魔は、満足そうに無邪気な微笑みを浮かべてそう言った。
その一言で正気に返った啓太は、なすがままでいたことへの照れ隠しのように顔を憤怒の赤で染め上げてリリスの頭をブン殴った。
しかしリリスはそれが当たるより早く攻撃をかわす。

「・・・?いきなり何をする、啓太?
 突然、殴りかかってくるなんて」
「なっ・・・!ななな・・・!いきなり何しやがんだ、このバカ!」
「啓太分の補給」
「そーゆーことを言ってるんじゃないッ!?
 だいたい何だ、その『啓太分』とかいうシロモノはっ!?」

突然の濡れ場から一転、修羅場への変化にご近所の主婦たちの好奇の目はますます集まる。
日頃パートで暇をつぶしているおばちゃんたちにとって、他人の恋の話は大好物なのだ。
「まあ、近頃の若い人は大胆よね〜」
恰幅の良いおばちゃんがいやらしい目で啓太とリリスを見つめていた。
「本当よね。この後はホテルで宜しくやるんでしょうね。」
カマキリ顔のおばちゃんがニヤニヤと恰幅の良いおばちゃんに言う。
おばちゃん達のいやらしい視線に啓太は…
「もう、勘弁して…リリス行くぞ。」
リリスと荷物を持ってマンションへ一目散に逃げる。

「はあはあ、あ…あながある…なら…はっ入りたい…」
10分後マンションに戻った啓太は呼吸が荒かったが顔を真っ赤にしていた。
「ふむ、啓太よ。それ位で動じるな。お前はこれからハーレムの主になるんだぞ。もっと貪欲になれ。」

リリスは涼しい顔して答えた。
「どっ貪欲って…俺は獣かよ。」
リリスにハーレムの主に成り貪欲なれと言われ慌てる啓太。
「おっもうじき、啓太の母さんが来るな。さてと料理でも作るか。」

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