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世界の中心で平和を叫ぶ。
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。 132

『・・・・・・!』

その言葉に鈴たちは色めき立つ。
啓太の寵愛を求め、夢たちは迷うことなく空の身体に群がり始めた。

「ほらっ、空!早くイキなさいっ!
 でないと順番が回ってこないでしょっ!?」
「あっ、ああっ!?夢さま、ダメッ!?
 そこ、こねくり回しちゃダメえっ!!」

夢は空と啓太の結合部に顔を突っ込み、空の敏感なク○トリスを舐め始める。
それに負けじとビーストやイブ、ナイトメア、バルキリーの4人も動き出す。
それから啓太は、幾度となく繰り返される鈴の懇願を無視して他の6人の美女たちの肉体を思う存分貪りつくした。
この日を境に、組織で『啓太を怒らせると死んだほうがマシと思えるほどの拷問を受けさせられる』というウワサがまことしやかに飛び回り、啓太は恐れ敬われることとなる。
もちろん啓太はそんなことなど知る由もなかったが。

――――――――――――

さて、啓太が鈴にキツいオシオキを据えていたその頃。
正義の味方の日本支部ではエルカイザーが倒された報告を受け、緊急の会議が行われていた。

「信じられん・・・!
 全世界のバックアップを受けている我々『正義の味方』が悪の組織に敗れただと?」
「何かの間違いではないのか?」
「残念ながら事実です。
 『エルカイザー』の暴走の報告を受けた事後処理班が向かったところ、死体となって発見されました」

ザワッ・・・!

エルカイザーの名に、周囲のざわめきはより一層大きくなる。
倒された正義の味方は、正義の味方の主戦力になるであろうと目されていたからだ。
それほどの強者が倒された。
その事実に会議場は大きく揺れ動く。

「ご静粛に。これよりエルカイザーの倒された経緯についてご説明いたします」

会議の進行役の言葉に周囲が押し黙る。

「死体発見現場は水川工業大学の食堂に張られた異次元空間内。
 原因は頭部を破壊するほどの衝撃による圧殺死。 またプロテクターのボディ部分に、大きな打撃痕がいくつもの発見されています」

頭部を破壊されたエルカイザーの死体が映し出される。

「・・・信じられんな。
 資金・人材、あらゆる面において悪の組織を上回る我々が悪の組織に後れを取るとは」
「だが事実だ。反抗組織の目星はついているのか?」
「組織の正体については不明ですが、その足がかりとなる重要参考人はわかっております」

報告者の合図で、エルカイザーの死体の写真から『ある人物』への写真に切り替わる。

「乱宮啓太。エルカイザー沢渡とゴールディアース鬼瓦が追っていた1週間前の謎の怪人軍団襲撃事件のキーパーソンと目されている人物です」

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