正気に返ったことで、女体の神秘を味わうだけの余裕ができたようである。

「んっ・・・」

啓太は少女に悦んでもらうべく、今まで溜め込んだエロ知識を総動員して指や口を動かした。
何分、初めてなのでその動きはぎこちないが、胸や秘所のいじり方を触れるか触れないかの所に変えてみたり、耳や首筋に舌を這わせたり。
相手の反応を見ながら感じるポイントを確実に押さえていった。
さすがに怪人少女が多少の痛みにも耐えられるマゾ体質とはわからなかったようだが。
そのために啓太は怪人としかエッチできなくなっていくのだが、それは後の話である。
以上、伏線終わりっと。
さて未熟とは言え、啓太にイヂくられまくった少女。
一度達したことも手伝って、そろそろ我慢ができなくなり始めていた。
しかしそれを知らない啓太はひたすらしつこく性感を責め続けていた。
お〜い、いくら官能小説だからって、そこまで前戯にこだわらんでもいいぞ〜。

「はっ、はぁっ・・・」

クチュっ・・・チュッ、チュポッ！

あ〜・・・。ダメだこりゃ。こっちの声なんて聞いちゃいねえ。
どうしたもんかね・・・。ん？
ナレーターの私が悩んでいると、怪人少女が急に啓太を抱きしめた。

「あの・・・啓太さま？あの、そろそろ啓太さまのを私のナカに・・・ひゃんっ！？」

あ、あのバカ・・・！せっかく怪人少女が誘ってるってのに、気づかないで乳吸いを続けてやがる！
仕方ない、ここは私がツッコミを・・・！
そう思い、私（ナレーター）が身を乗り出したその時だった。

ぎゅうっ・・・！

何を思ったか、怪人少女が再び啓太を抱きしめ始めたのだ。
啓太はそれを感じてくれているからだと勘違いでもしたのか、乳なめ・乳吸いに熱中している。

ぎゅっ・・・ぎゅむむっ・・・！

「・・・ッ！？」

そのうち啓太の反応が変わってきた。
チュパチュパと少女のふくよかな胸をいじる音が聞こえなくなり、しきりに首を動かしだしたのだ。
時間が経つにつれて動きがだんだん激しくなっていく。
もしかしてこれは・・・？
「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ！！？？」

間違いない、啓太は少女の大きすぎる胸の中で窒息している！
あの妙な動きは少女の胸から抜け出そうとしているんだ！

「あ〜ん、啓太さま、もっとぉ！」

ぎゅむむ・・・！

「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ！！？？」

うわ・・・。怪人少女は甘いセリフを言ってはいるが、顔が笑ってない。
しかも抱きしめる力が心なしか増したような・・・。
女性の胸で窒息死とはある意味本懐かもしれんが、ここで主人公に死んでもらっては困るんだが。

「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ！？〜〜〜〜〜〜〜〜ッ！！」

パンパン！