世界の中心で平和を叫ぶ。 128
そして。ついに啓太の寝所に女怪人たちの来訪を告げるノックの音が鳴り響いた。
コンコン、
「!!」
「・・・啓太さま。よろしいですか?」
「どっ、どどど、どうぞっ!」
やや上ずった声で啓太は女たちを招き入れる。
何しろ素面で夢・鈴・空の3人以外の女を抱くのだ。
緊張するなと言うほうが無理だろう。
・・・せめて理性がキレたときの勢いがもうちょっと残っていればいいのだが、これも性格なのだろう。
「失礼します・・・」
断りを入れ、夢が鈴たち6人を連れて部屋に入ってくる。
みな自分こそかわいがってもらおうとネグリジェやガウン、浴衣やコスプレなど、気合の入った格好だ。
「今宵は我々を伽に呼んでいただき、真にありがとうございます。
啓太さまのご期待に沿えるよう、誠心誠意ご奉仕させていただきます」
そう。啓太があの時夜伽に指定したのは、夢その人だった。
ここ最近、仕事ばかりで疲れているであろう彼女をねぎらうためにここに呼んだのだ。
裸身にYシャツ1枚だけの格好はとても扇情的で、指名を受けたのがどれだけうれしかったのかを如実に物語っていた。
「う、うん。それじゃあ、よろしく頼むよ」
「それでは・・・」
そう言うと、夢は優しく啓太の唇を奪う。
彼女の舌がゆっくりと啓太の口内に侵入し、フレンチキスはあっという間にディープキスに変わる。
「ンっ・・・ふぅっ・・・」
「んっ・・・ふぐっ!?」
夢とのキスを楽しんでいた啓太は、股間に何とも言えない快感に思わずうめく。
視線を落とすとそこには長身の赤毛美女ウルティマ・ビーストとミニマム少女のイブ・ジェネシスが息の合った動きで啓太の剛直を舐めまわしていた。
「ンッ・・・はあっ・・・!やっぱ大将の、おいしい・・・っ」
「ング・・・むッ・・・ぷあッ・・・!」
恍惚とした表情を浮かべるビーストと、夢中になって啓太を舐めしゃぶるイブ。
まるで何日も水にありつけなかったかのように舐める2人の舌技に、啓太はうめくことしかできない。
だがうめくたびに、夢の舌が口の中を這い回り、相乗効果で更なる快感を引き起こす。
(すっ、すごっ・・・!?
快感で脳みそがとろけそ・・・うっ!?)
しかし満足するのはまだ早い。
背後から鈴に抱きつかれ、耳を舐めたり息を吹きつけられる。
自由になった両手を空とオート・バルキリーが手に取り、啓太の指先をペロペロと丹念に舐めしゃぶる。
出遅れたナイトメア・クルセイダーが無念と羞恥に顔を赤く染めながら自慰にふけっていた。