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世界の中心で平和を叫ぶ。
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。 124

「・・・ん。そうだね。今度考えておくよ」

その言葉に、鈴と空以外の怪人たちは心の中でガッツポーズをとる。
主人である啓太から名前をもらうということは彼女らにとって特別なことなのだ。
それだけ啓太に近いところにいる証なのだから。
そして再び湯殿に沈黙が訪れる。
先に沈黙に耐え切れなくなったのは啓太のほうだった。

「あー・・・鈴さん?1つ聞きたいんだけど」
「はい、何でしょう♪」

啓太のお声がかかり、鈴たちは至高の笑みを浮かべて返事をする。
まるでおあずけ食らった犬がようやくエサにありついたような反応だ。
啓太はそんな連中の様子に多少引きつつも質問した。

「何ゆえあなたたちは風呂のそばに控えていらっしゃるのでしょう?
 さっきから落ち着いてお湯に浸かれないのですが」
「私たちはただ啓太さまの警護をしているだけです。
 あ、何でしたらお背中、流しましょうか?」
「・・・今はまだいいよ。
 それよりここは風呂場なんだから、風呂に入るか出てくか、して」

いらないから出て行ってと言わないあたり、啓太も健康な一男子ということなのだろう。
鈴たちは啓太の命令に従い、

「それでは失礼します・・・」

とか言いながら次々と湯船にその身を沈める。
きっと内心ではご奉仕のチャンスが来たことを喜んでるに違いない。
もっとも啓太も啓太でモデルクラスの美女・美少女と一緒にお風呂に入る、なんて夢みたいなシチュエーションに喜ばないわけがない。
啓太は見てないそぶりをしているようだが、チラチラと送る視線は鈴たちの見事なプロポーションに釘付け状態になりつつある。
まあ夢と結ばれるまで童貞だった男が、いきなりハーレムの王様状態になっても『わぁい、やったー♪』とか言ってやりたい放題できるわけもなかろうが。

「はぁ〜・・・いいお湯ですねぇ〜」
「ホントホント。
 私たち(怪人)専用のお風呂もよかったけど、このお風呂もステキだよね、お母さん!」

そう言ってお風呂を満喫しているのは鈴と空。
鈴はバスタオル、空は白いビキニタイプの水着着用だ。
バスタオル1枚ではとても隠しきれないむっちりとした太ももや乳房はある意味全裸以上の色香を放っている。
一方水着も白いと肌のように錯覚してしまい、まるで全裸でいるような錯覚に陥る。

「啓太どの。よろしければこの後、お背中でもお流しいたしましょうか?」
「あっ!私もお手伝いします!」

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