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世界の中心で平和を叫ぶ。
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。 11

・・・コラそこ。
『啓太をご主人様とか言っておいて、いきなり洗脳すんのかよ』みたいなこと言わない!
これは洗脳とは違うんだから。
この能力は洗脳と違い、情報を一方的に送っているだけだ。
人生初めてのS〇Xをしている啓太にしてみれば、やっとエロ本で読んだ知識をようやく思い出したくらいにしか考えていない。
ちなみにこれを何の脈絡もなくやると、関係ないこととして脳内で処理される。
それでも無理に続けると、相手はアクセス拒否するために気絶したり、逆にアクセス拒否の意思を逆流させたりすることになる。

「んっ?チュ・・・ふあっ♪・・・パッ」

し、しまった!
怪人少女の能力説明やってる間に、キスがディープキスに変わってる!
しかも胸のもみ方もだんだん激しくなってるではないか!?
解説に夢中になっててオイシイとこ見逃したっ!?
・・・などと作者が悶えている間、怪人少女は至福の一時に身を任せていた。

(はぅ〜・・・♪啓太さまのキス、とっても上手ぅ・・・♪
 ふっ・・・ちょっと教えただけでこんなにお上手なら・・・ん、
 本番はどのくらいすごいのかしら・・・?)

ちなみに啓太に与えたデータには、自分好みのエッチの情報がふんだんに盛り込まれている。
これだけでも、彼女の性格をうかがい知ることができるだろう・・・ぐすっ。
それでは気を取り直して2人の睦言の実況再会と行こう。

「んっ・・・♪あっ!」

童貞青年の脳内にムダに溜め込まれたエロ知識と先ほど送られてきた怪人少女のHデータによって、啓太は何をどうすれば少女が喜ぶかを完全に理解していた。
胸をもんでいる手も指を動かすだけの単調なものから、円を描くような動きが加わっている。

「ひあっ!」

トサッ・・・

おっと、快感に耐え切れなくなったのか、少女がふとんに倒れこんだ。
童貞なのに胸だけでここまでヤるとは・・・。
さすが官能小説の主人公、末恐ろしい腕である。
(えっと・・・。それから下を攻めるんだっけ?
 まだおっぱいもんでたほうがいいのかな?)

・・・オイオイ。同じこと延々続けてどーする。
やはりここが童貞の悲しさか、知識はあっても次に移るタイミングがわかってないようだ。
仕方ない。
2人に恥をかかせるのもなんだし、少し手を貸してやろう。
オ〜イ!啓太!

「!?」

バカ、声を出すな。雰囲気台無しになっちまうだろ。

(な、何だよ、急に・・・)

いや、じれったいんで少し手ほどきをば。

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