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荒れた星の戦士
官能リレー小説 - SF

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荒れた星の戦士 22

「あの花は海賊船長のチンコから養分を吸収しているみたいだな…」
「そやねえ。あの精力絶倫の海賊船長から吸収した養分であんな綺麗なお花を咲かせられるんやから、植物にも色々あるんやねぇ」
「そうだなぁ…ん?それって結局はあの海賊船長がやろうとしていた事と根底は同じなんじゃないか?」
海賊船長は海賊と船員を【淫らな黒い悪魔】に閉じ込めて、男性器から放出されるエネルギーを活用しようとしていた。
この蔓も性質は一緒ではないだろうか。
「そう言われればそうやなあ。でも、あの球体はもっと高度な技術で作られてると思うで。あれだけの人数を集めて連結させて増幅させたエネルギーは半端ないで」
オルトンは球体内部の船員と海賊の様子を思い出していた。
球体内を満たす黒い流動体が船員と海賊の尿道とアナルに入り込み、睾丸を激しく揉みしだいていた。
そんな状態で男同士で絡み合い、互いの肉体を貪り合う。
快楽は何倍にも膨れ上がるだろう。当然発生させられるエネルギーも桁違いになるはずだ。
そんな物が黒真珠のネックレスの様にいくつも連結しているのだから恐ろしい。
それで生み出されるエネルギーを想像すると身震いする。何に使うつもりだったのかわからないのが余計に怖い。
だが、海賊船長がそれで何をしたかったのか見えてこない。
もしかしたら生み出されるエネルギーは単なる副産物でしかなく、本当の目的は男達の結合を完成させる事にあったのではないか?オルトンの頭にふと浮かぶ。
「海賊船長は発生するエネルギーを有効に活用する事までは考えてなかったのかも知れない。ただ、男達を合体させる事しか考えていなかったんだろうな。その副産物を俺達が利用するってのはどうだろうか…」
「なるほどねぇ。確かに利用価値はあるかもしれへんね」
「俺が球体に入ることを拒否したからあのシステムは不完全な状態だ。あの時、俺が入っていれば【淫らな黒い悪魔】とやらは完成し、今とは比べ物にならないくらいのエネルギーを発生させることが出来ていたのかもしれない」

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