PiPi's World 投稿小説

裏・処女搾乳物語〜BlackDays〜
官能リレー小説 - SF

の最初へ
 73
 75
の最後へ

裏・処女搾乳物語〜BlackDays〜 75

思考がどんどんマイナス方向にスパイラルしていく。

だが、そこは空気が読めない(KYな)篤志であった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「あ〜、あのさ、とりあえず俺の名前は知ってるみたいだけど、君の名前とか色々教えてくれない?」

気軽にポンッと肩に手を置いてにこやかに尋ねる。
だがそれは勿論逆効果だった。

「キャッ!!…見ないで…」

篤志が美千代の肩を触れた瞬間、美千代はまるで怖い物を見たかのように飛び上がり更に部屋の角まで引き篭ってしまった。
そんな美千代の姿を見て流石にKYな篤志とて戸惑いを隠せない。

『えっ…なっ何なんだ…あんだけ迫ってヤッたのに今の反応は…訳分かんねぇ』

まぁ篤志が部屋に入ってからの流れからしたら当然の反応である。
もっとも篤志のチ〇ポは美千代が跳び上がった時の大きくなった胸が弾むように揺れたのを見て別の反応をしていたのはお愛嬌である。
その時、篤志はエリスやマリーが言っていた事を思い出す。

『そう言えば薬によって物凄く淫乱になってしまったって言ってたっけ…だとすると今はさっきの薬が効いて本来の性格が現れたのかも…』

そう思うと篤志は改めて美千代を見つめる。
すっかり淫らな身体に変わったにも関わらず今時珍しい大きな眼鏡と乱れてしまったが清楚な三つ編みが本当の性格が相俟って美千代を可愛らしく写す。
そんな美千代を篤志は愛おしくなってゆく。
すると篤志は再び美千代に近付き今度は慎重に語り始めた。
 
「ご…ごめん…な…ヤッちまった後で何だけど改めて挨拶するよ、俺の名前は…」
「し…知ってます…林…篤志さん…間もなく…18になる…」
「えっ、まぁこの状況じゃ誕生日なんかへちまもないが」
「ほ…他にも篤志さんの事たくさん知ってます…例えば…」

と美千代は篤志のプライベートデータをたどたどしくも片っ端から語り始めた。
それこそ生年月日・住所・身長体重・家族構成・出身校・趣味は勿論の事、
好きな食べ物や女性のタイプ、果てはここ最近行った店を全て言うなど篤志しか知らない事まで語ったのだ。
 
『うっ…物凄く嬉しいけど…これって犯罪一歩手前のストーカーじゃん…』

流石の篤志も若干引いたものの、美千代に尚も優しく語り掛ける。

「そんなに知ってて嬉しいけれど…俺は美千代さんの事は殆ど知らないんだ…名前だって此処に連れて来られて初めて知ったぐらいだし」
「だって…だって…恥ずかしかったし…私…胸小さくって…今はあるけど…篤志さんのタイプじゃ…ないし…でも…」
「でも?…」
「諦めたくなかった…」
「諦めたく…」

SNSでこの小説を紹介

SFの他のリレー小説

こちらから小説を探す