裏・処女搾乳物語〜BlackDays〜 53
「いや、確かにそうよ?妊娠させる事は必ずしも必要ということはないわ。」
「なら−」
「でもせっかくの機会なのだからこの際徹底的にやるべきじゃない?それに…子供も良いものだと思うわよ?」
確かにアイナの姉(違う旦那である。姉二人で一人の旦那、アイナとマリナでもう一人の旦那である。)には既に三人の子がいたりするが…
「あなたの考えてる事はお見通し。ま、被験者もまだ若いから本音はどっちでも良いわけなのだけどね。」
「…ぶっ部長!!!いきなり何て事を言うんですか、わっ私はそんな…」
アイナに図星を言われたエリスはすっかり動揺してしまった。
「でも本音でしょ?どうするのかしら?研究の為に孕ませるか、牝の一員としてそれを止めるか…」
実験内容に関する最終的な責任はアイナにある。
(まぁ、妊娠させてしまったら、その後のエリスが恐いんだけどね)
どうやらアイナは本音のほうが建前よりも切実なようだ。
研究者としてのプライドか、それとも女としての思惑か…
考えが拮抗するだろう、それをニヤニヤ見ていたアイナだったが・・・
「…分かったわ、妊娠は無しっ!今は孕ませない!これ決定っ!」
その決定にエリスが喜ばない訳がない。
「ありがと!やっぱりアイナは他の上司とは違って話が分かってる!」
「あのね…話は最後まで聞かんかい!」
「えっ…どう言う事?」
とまあ、そこはエリスの上司!
ただではエリスの願いが通ない。
「ただし私が“孕ませんかい”と命令すれば即時に開始する事」
「えぇ〜そんな…でその命令はいつ頃よ」
「そうね…報告書を見ながらだから一年後か二年後か…はたまた五年や十年先か…もしかしたら明日・明後日かも…」