裏・処女搾乳物語〜BlackDays〜 30
まぁ、実際には乳族たちは普通に毎日を生活しているので、慣れてしまえばどうということはない。
しかしいままでの『洗濯板』から50pもの落差をもつ巨大な乳房となったのだ。AカップからRカップ…当然、戸惑や違和感が生じる。なにせ自分の乳房で足元がまったく見えないのだ。
「な、なんなのかしらこの胸は…たしかに私はコンプレックスはもっていましたが、これはいくら何でも大きすぎますわ!」
誰にという訳でもなく叫ぶ。エリスはそんな久美の様子をモニター越しに笑っていた。
「体調は問題なし。体にもすぐに慣れるだろう…マリー!」
エリスの呼ぶ声にマリーがシタパタ走ってくる。
「は〜い!…あっ、久美さん起きたんですね?」
「そうだ。だから彼女の実験記録を頼む。もう少し書き込まないとな」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
渡されるカルテ。エリスはそのカルテにスラスラと記入していく。
『個体…01明石久美(18)
目的…新型超超乳化薬の試験
事後の経過と問題点について…胸部の成長は著しく、負担的な副作用も微量のため実用化の可能性は高し。されど乳輪、乳首の異常発達あり。ミルクの生成、及び搾乳時に既存の吸引機では不適当である可能性あり。対処として牡個体にコルマルチエン23を使用、性交させることにより乳輪、乳首の矮小化が可能と思われる。追加の処置が終わり次第情報を送る。』
「こんなものだろう。んっ、送信っと」
そのまま本棟の薬品研究部に送られた。
モニターを覗いたマリーがエリスに話しかけてきた。
「それにしてもオッパイも乳輪も大きいですねぇ?私の何倍だろ?」
「ん〜、少しくらいならなんとかなるだろう。流石にあの乳輪では少しかわいそうだしなぁ…。後で何とかしてやろう。それよりも、だ。他のはもう起きたのか?」
違うモニターに目をやる。
…因みに少し話をそらすが、乳族にとっての『美しい乳房』とは第一に大きい事。第二に垂れたりせず、美しい球形を描いていること。そして第三に乳輪が小さく、美しいピンク色をしている事。…である。(あまり地球と変わらないとも思うが…)
閑話休題