PiPi's World 投稿小説

ワイルド7
官能リレー小説 - SF

の最初へ
 6
 8
の最後へ

ワイルド7 8

「さっき、あなたは…」「ああ、それは僕は、人に触れると、その人の考えを少し読みとる能力があるみたいなんだ…君と衝突した拍子に君の考えが入り込んできたのだろうね…」「そもそも人の思考っていうのは…」またもナナシは人類の脳内のメカニズムについての力説をはじめた…「はいはい、そこまでね…」下着姿のセブンが割って入る…
「ったく…お嬢ちゃんたちよ、この船はガキの面倒はナナシ一人で手いっぱいなんだかねえ…」「世話されてるのは、アンタのほうじゃんか…」これまた下着姿のノーラが現れる
セブンは下はズボンで上半身は裸、よく引き締まり鍛えこまれた筋肉に覆われた身体をしている。
そのセブンの男らしい身体に、少女は少し顔を赤らめ、少年の方は羨望の目で見る。
一方、ノーラはいつもの姿、Tバックのショーツに下乳丸見せのタンクトップ。勿論、ノーブラである。
少女も少年も、このノーラのラフすぎる格好には目を丸くしていた。
少年の視線は自然とノーラのブルンブルンした爆乳にいくが、少女に小突かれはっとしたように顔を赤らめながら下を向いた。
「ごめんねー・・・アタイのオッパイはセブンのものだから・・・」
気にする様子も無く笑いながらセブンの首筋に抱きつき、乳をセブンの胸に摺り寄せるノーラ。
「でも・・・減るわけじゃないし、見るだけならOKよ!・・・男の子なんだしね」
「こらこら、子供を挑発するんじゃない!」
セブンに抱きつきながら、Tバックで強調されたムチムチヒップを振るノーラをセブンは苦笑しながら嗜める。

「二人とも、もう終わったの?」
ナナシがあきれ顔で言うとセブンは
「あ、実はまだ途中でな……悪りぃ、行ってくるわ」
「全く……さっさと行けって……うぜぇ……」
小声で言うナナシ、しかし、はっきり聞こえてたみたいで、セブンに小突かれる。
「全部聞こえてんだよ!!」
「悪かったね……」
セブンとノーラはさっさと行ってしまった。
「さて……」
ナナシは計器類を操作し始め、軌道修正を始めた。その時センサーに反応があり、艦に接近する機影が映った。
「人型兵器……?ちっ……」
ナナシは舌打ちをする。
元々作業用人型ポットに武装をしたもので海賊なんかがよく使ってるが、どうやら海賊では無いようだけど友好的な相手ではなさそうだ。
これ単体ではそんなに行動できないから、船が近くにいるだろう。
もしかしたら、この少年少女を追ってきたのかもしれない。
だとしたら厄介な話だ。
横目で少年と少女を見ながら、ナナシはコンソールを叩き船のコントロールを制御始める。
「そう言えば名前は?・・・」
「僕は七紫・T・秀人、11歳。一応中型船までの操縦はできるから手伝わせてくれる?」
少年の方がそう言うとナナシは頷いて同意する。
「私はアニタ・ソレイユ、13歳。レーダ管制ならできます」
「じゃあ2人とも席について・・・メインの操作はこっちでするから」
2人は事情をあれこれ聞かないナナシにほっとしながら席に着いたのだ。

SNSでこの小説を紹介

SFの他のリレー小説

こちらから小説を探す