PiPi's World 投稿小説

ワイルド7
官能リレー小説 - SF

の最初へ
 62
 64
の最後へ

ワイルド7 64

結合したまま、ぐったりとセブンにもたれかかるノーラ‥‥呆けたように緩んだ、至福の笑みを浮かべていた。
息を整えたセブンは、ノーラの乳房を再び揉み始め、ニヤリと笑いながら耳元で囁いた。
「もうこうなったら止められないぜ‥‥覚悟しろよ、ノーラッ!‥‥」
「あ〜ん、セブンっ!‥‥アタイにたっぷり覚悟させてぇ〜っ!」
セブンが荒々しく腰を動かすと、ノーラは嬉しそうにオシリを振って答えたのだ。

その頃、船の中では‥‥‥
艦内放送で火のついたカップルが熱い抱擁を交わしていた。

さて、ワイルド7でそんな事が起こってるのと同時刻・・・・
ある倉庫に一人の男が戦闘機をいじっていた。
見たところ、初老に至ろうという顔だが、身体は無駄なく鍛えられており、初老とは思えないオーラを放っていた。
周りには数人の男女が彼の手伝いをしている。
彼が駆動系の整備を終え、休憩しようとしたとき、いきなり声がかかった。
「相変わらずだな、レオン。いや、キリオン・キング・・・・」
その言葉に周りにいた男女が声を発した男に構える。
「みんなやめろ。・・・・貴様も相変わらず唐突にくるな、ベオウルフ。」
ベオウルフと呼ばれた男もまた、白髪で初老とおぼしいが金眼は全てを射抜くような鋭い眼光を出しており、腰に差している2mはある長大な野太刀と脇差しから剣士であることが伺える。何より、抜くことすら難しい野太刀を使っている所から相当の実力者だ。
「また、俺の目を取りに来たのか?『閻魔』。」
レオンことキングの右目には電子義眼が入っている。
「取るとしたら首だがな。」
その一言にレオンの部下の男がベオウルフに殺気を放つ。が・・・
「若造。我は貴様を殺すのに一秒かけるほどノロマではないぞ。」
鋭い眼光に射抜かれた男は動けなくなる。
「そう構えるな。今日は貴様らの恩人を狩りに来たのではない。」
「だそうだ。整備を続けてくれ。」
レオンにそう言われると、若干後ろ髪を引かれながらみんな整備し始めた。
二人は奥にある椅子に腰掛けた。
「俺を狩りに来たのではないのなら、何しに来た?SSSクラスのリーパーともあろうお前が。」
「それは我の台詞だ。かつて銀河中で名を轟かせ、一度引退した伝説の海賊がなぜこんな著名なレースに出る?首を締めることになるのは明白ぞ。」
「フッ、なにやらおもしろい事が起こりそうなんでな」
「ほぅ、おもしろい事か・・・・」
「一枚噛んでみるか?」
「・・・・良かろう。おもしろい事を逃す謂われはないからな」
「フッフッフッ・・・」
「クックックッ・・・」
銀河最強コンビが結成された・・・。(どーでも良いがもっと明るく笑えんのか?)

SNSでこの小説を紹介

SFの他のリレー小説

こちらから小説を探す