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ワイルド7
官能リレー小説 - SF

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ワイルド7 53

「いやな…セブンやノーラにも言われてんだよ…坊は必要以上に人と接したり馴れ合ったりしようとしないから…ってな…」「宴会の方はいいのですか?」「ああ、美味い酒さえ飲めりゃあ文句ねえよ!いまリリアンに取りに行かせてるしな…じゃあ、続けっか」「そ、そうですね」
「なに2人でシケた顔してるのよ!」
笑顔で入ってきたのは、何時もの格好になったノーラだった。
「こんな所にいてないで・・・こっちおいでよ!・・・ラモンさんもね」
「姐ちゃん、俺は片付けたら行くから・・・坊を連れてやってくれ」
ノーラはラモンに手を振ると、強引にナナシの手を握り、引っ張っていく。
「いいよっ、僕!・・・引っ張んないでよ」
「駄目よ!・・・アタイとセブンの間でいいから・・・ナナシだって家族なんだからさ」
抵抗しようとするナナシに、ノーラは優しく微笑み、抱きしめる。
そして、タンクトップを少しずらして、乳房にナナシの口を押し付ける。
・・・ナナシの口の中に広がる濃いミルク・・・驚きながらノーラを見上げる。
「大切な家族なんだから・・・1人じゃないんだよ・・・みんな向こうで待ってるんだからね」
「・・・うん、ごめんねお姉ちゃん・・・ちゃんと行くよ」
ナナシの言葉に、ノーラはナナシの頭を撫でにっこりと微笑んだのだ。

「でも…アンバーがあのままだとまずいから、もう少ししたらね…先に楽しんで来てよ…」「わかったわ…早く来なさいよ〜ルンルン」ノーラは鼻歌混じりで去っていった「ふふ…たくっあの姉ちゃんは…」「アンバー、悪いけど僕らはちょっと行ってくるよ」ナナシはブレインを戦闘機に接続されたアンバーに話しかけた「了解でゴザル…しかし身体がないというのは何とも不便でゴザルな…」「ワリぃな…帰ってきたら、ちゃんと戦闘機に接続すっからよ…」「では、少しだけ辛抱しててね…」
一方、食堂では・・・

「なんや、この船、カラオケないんかいな。」
「お前が持ったら十曲は離さないじゃねぇか。しかも、いつも初めと最後は六甲おろしだもんな。」
「なんやねん、マーカス。六甲おろしは最高やぞ!!」
「俺はナニワ人じゃねぇんだぞ。それに少しは遠慮しろ!!」
「タダやんねんから、喰えるだけ喰っとかな。」
虎吉は目の前のご馳走をどんどんかきいれていく。
別のテーブルでは・・・
「まだまだ!!」
「俺だって!!」
同時に空ジョッキをテーブルに置く、セブンとキースかいた。
「もう止めときなって。」
「キース、あんた酒にそんなに強くないでしょ!!」
傍らで、ミレイユとソフィアが2人を止めるが・・・
「まだまだ!!」
「俺だって!!」
止まりそうになかった・・・

他のテーブルでは、ジェシーはマリーとの仲をレイラやカズに冷やかされて真っ赤になってたり、アテナとアリオンは無理やりセブンに飲まされたビールでダウンしてたり、子供らが早食い大会を開いて見事、七紫が優勝したり(かなりヤバそうな顔色に変わっているが)と、かなりの盛り上がりに厨房のウィル夫妻は大忙しだった。

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