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ワイルド7
官能リレー小説 - SF

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ワイルド7 49

「ま〜たオッパイ大きくなったんじゃないの?・・・毎日揉んで貰ってるんでしょ!」
そう言って妹の爆乳をつつくソフィア。彼女もノーラと同じく破壊的な爆乳の持ち主である。
そして、つつかれて甘い声を上げるノーラの耳元でそっと囁く。
「良かったね・・・長年の夢が叶って・・・」
「お姉ちゃん・・・」
ソフィアの表情は、妹を慈しむ姉のものだった。

その仲のいい姉妹や、旧友と会って嬉しそうに酔っ払ったセブンの様子をジェシーとマリーは見ていた。
「セブン、俺達は全銀河犯罪取締局に行ってくるよ。」
「夜までには船に戻りますから。」
「情報収集か?」
「財政難だろう?俺達も義肢を着けて貰ったから、恩返ししないとね。」
2人は仲間達と別れて大通りに出ていった。
相変わらず、腕を組んで仲の良い様子だ。
「相変わらずだねぇ。あの二人も。」
「彼らは?」
「ジェサイア・ルーファス。聞いたことあんだろ?」
「リーパーの?」
「ああ、それで横のシスターの格好してるのがアイツの奥さんのマリーさ。結構、良い人材そろってるぜ、俺の船には。ノーラやナナシを筆頭にな。」
「久しぶりに会ったんだ。ちょっとそこらの茶店で話さないか?セブンの冒険話も聞かせてくれよ。」
「…って訳でサイネス経由して、ジオーヌで俺らとジェシーたちの結婚式をしようかなってよ…まあ、二人とも身重だから、二人が出産してからになるだろうな…」「それでベルグリスまで戻ってきたのか…俺たちも結婚式には参加させてもらうよ…そうだ、レースは二ヶ月後だから、明日にでも登録を済ませたほうがいいんじゃないか?」「だな…」「そんなに良い船を見つけたのかい?」「ああ、型から見て、第一地球圏末期のものだな…」「そんなに良い素体…おまえはつくづく運がいいな…ワイルド7の件だってあるしな…」

その頃、ワイルド7の船内では・・・
機関長兼主任整備士のラモンは多忙である。
機関士として、船の機関の稼動や保全を行うだけでなく、格納庫にある乗り物の整備や、船そのものの整備もやらなくてはならない。
見習を2人つけてもらっていたが、それをリリアンに任せ機関室で働かせ、自分はもっぱら格納庫で仕事をしていた。
大柄なラモンであるが、格納庫で目まぐるしく動いては、機関室のチェックに回る。
丁度、機関室から帰ってきた時に、セブンとノーラがキースとソフィアを連れて来ていた。
「ラモンの親父・・・レースは2ヶ月後、エントリーは済ませてきたぜ」
「そうか船長・・・2ヶ月あればこれだけにかかりっきりになる事もないな・・・あとは細かな調整だけだからな」
話しながらも全く手は止めず整備の続きを続けるラモン。
「そうか、セッティングは何度か飛んでみて詰めるよ・・・あとはばっちり頼むぜ!」

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