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ワイルド7
官能リレー小説 - SF

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ワイルド7 46

「しかし…検問が多いね…ゲートは使えないしさ。ここまで来るのに通常の三倍はかかってるよ…」体調の優れないノーラの看病に行っているセブンに代わり、艦長席兼操縦席にはナナシが着いていた…「マリエルの診断結果はまだなのかよ?」副操縦席についているのはミレイユ…現在、コントロールルームにはリリアンを除くと子供たちしかいないのである…
「ノーラ姐さん、居ないと寂しいよね・・・」
レーダー管制席に座るアニタが正操舵席に座る秀人に話し掛ける。
「いたらいたらで、賑やか過ぎるけどね」
返す秀人。彼が最年少の11歳、ナナシとナナシの席に座るアテナを覗けば、航行士席に座る17歳のリリアンが最年長であった。
「ノーラ姐さん、本当に何も無ければいいんだけどね」
「意外と、只の食べ過ぎか、薄着過ぎて風邪引いたのかもね・・・」
笑いが沸き起こるブリッジ・・・その頃、当のセブンとノーラ、ジェシーとマリーは医務室に集められていたのだ。

「さてと…まずはとノーラは五ヶ月ってところね…」「えぇ…余命ですか??」ジェシーが少しうろたえる「ばかね…おめでたってことよ!」「なんだ…心配させんじゃねえよノーラ…って、えぇ!!」「まったく…ノーラあんたって相当、根性据わってるわね…もうすぐ妊娠して半年なのに宇宙船に乗って平気な顔してんだから…」「へへ…結構吐いちゃったりしてたんだよね」「ばーか、そゆことは早く言えってんだよ〜」「セブン怒ってる?避妊しなかったから…」「違うって…嬉しいんだよ」
「ノーラは体質的にまだお腹が目立たないけど・・・これからどんどん目立ってくるから無茶は禁物よ」
嬉しそうにセブンに抱きつくノーラに苦言を呈した後、マリエルはジェシーとマリーの方を見る。
「マリーも2月目よ・・・」
ジェシーもマリーも嬉しそうにするが、マリエルは続けて言った。
「セブンもノーラもセックスは控え目にしなさいよ・・・特にジェシーとマリーは、いくら若くて体力が有り余ってるからって・・・四六時中したら駄目よ」
図星だけに、赤面してジェシーとマリーは俯いてしまったのだ。

それは、マリーは以前牝奴隷として調教され、常に疼いてしまう身体にされたせいなのだ。元来性に淡白だったジェシーなのだが、マリーを愛してしまい、極上の快感を与えてくれるマリーの身体に夢中になり、マリーも愛するジェシーとの愛のあるセックスに夢中になり、若い2人はタガが外れたようにセックスに溺れていたのだ。
まだセブン達の方が、ノーラがエッチが大好きとは言え、まだ大人なセックスであった。
「まぁ、ノーラもマリーも無理だけは駄目よ・・・もう、あなた1人だけの身体じゃないんだからね」

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