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ワイルド7
官能リレー小説 - SF

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ワイルド7 42

しかし、都市外れの宇宙港に到着した一行は唖然とした…ほとんどのドックは崩壊しており、人もまばらである…セブンは座り込んでいる警備員らしき男に声をかけた…「おい、これはどうなってるんだ?何があった?」「わからない…急な出来事で…」「わからないって…明らかに攻撃されたとしか思えませんが…」これにはナナシが答えた…「町の方は?こんな感じか?」「通信施設が機能してなくて、連絡の取れない状態なんだ…」「何とか機械技師の先生だけでも無事ならいいんだがな…」
「あの人は、殺しても死にそうにありませんが…心配ですね…」船に戻ったセブンはクルーの皆にジプニスの状況を説明した…「町はどういう状況か分からねえから、ノーラとマリーと子供たちには船に残ってもらう…俺とナナシとアンバーで街にアッシラ技師を探しにいく…ジェシーはみんなの護衛のためにも残ってくれ…」「分かりました」「ちょ…待って!俺も連れて行ってよ!」話を聞いていたミレイユが立ち上がり声をかける「ミ、ミレイユちゃん…」セブンは少し黙るが…「よし、いいだろう…残った皆は、近辺を捜索してくれ…ケガ人の治療なんかも頼んだぜ…」
「ちょっと待った」
ナナシがセブンを止める。
「なんだよ?」
「セブン、アッシラさんがどんな顔してるか、しってるのか?」
「あっ・・・・・」
セブンが顔を『しまった』という感じにした。
「やっぱり」
「ちょっと〜、しっかりしてよ。船長が考え無しでどうすんのよ!!」
「って、俺がそんなドジ踏むかよ…アッシラ氏はその業界では顔が売れている…この通り、調べはついてんだよ…」セブンの手にはアッシラ技師を調べた資料があった…「まあ僕が調べたんだけどね…」ナナシがそれとなく付け加える…「よ…よし、準備が整ったら出発するぜ…リリアン、アンバーの充電のほうはいいな?」「はい、満タンです…」「じゃあ行こうぜ!」こうして、セブン、ナナシ、ミレイユ、アンバーそしてリリアンはアッシラ技師捜索に向かった…
ジプニスの都市部に到着した一行…「思ったよりひでぇなぁ…」「だけど以外とみんな悲観した感じじゃないみたいだね…」アンバーはそんな中、瓦礫を駆除し、ケガ人をすくい出したりしている…「まずは人がたまりそうな所をあたるか…」「何でこうなったかも解るかもしんないしね」

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