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ワイルド7
官能リレー小説 - SF

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ワイルド7 40

『・・・ってのは冗談だ・・・この宙域を荒らし始めたエリック一家、お互い目障りな存在だろぉ?・・・ここは手を組んでヤツラを始末しねえか?』
『アタシとアンタが手を組むぅ?・・・冗談じゃないね!』
『くっくっくっ・・・まんざら知らねえ仲じゃねえだろぉ・・・それに大海賊の提督の立場なら組む方が得ってわかりきってるだろぉ?』
見事な黒髪の長身、美貌の隻眼の女海賊は、厳しい目でモニターに映る獅子の獣人の嫌味ったらしい顔を見ていたが、嘆息と共に言葉を発した。
『よかろう・・・ただし、エリックを追い出した後は・・・キサマの艦隊がうろついていたら・・・容赦無く撃つぜ!』
『それはお互い様だな・・・エリックとやりあってる最中に背中から狙われんだけマシだろぉ?』
ロロンは低く嘲笑った後、にやりと笑ってこう言った。
『そういや・・・オマエの銀髪の餓鬼、5歳だっけ?・・・さぞかしこの宇宙を蝿みたいに飛び交ってる親父に似ただろうなぁ・・・』
最後にそれだけを言って通信を切るロロン・・・女海賊シェリー・レイスは、拳を震わせながら、すでに消えたモニターを睨み続けていたのだ。

そのころ…ベルグリス星団旗艦ベルグリード…美しい黒髪に緑の瞳、紅い戦闘服に身を包んだ長身の男…ベルグリス星団少将カーマイン・ハワードは足早に歩いていた…作戦司令部に着た彼は気品ある白い肌の小柄な男…若き軍師ラスティル・セロに近づいた「これはこれは御曹司…よくいらっしゃいました…」「挨拶はいい…侵略軍がわが領域内に進入したというのは本当か?」「ええ…モニターをご覧下さい…」「こ、これは…偽装か?」「さすがは御曹司…我が国に対する侵略は他国の計略とみるのが正しいかと…」「しかし…どいつが…」
「近頃、行動の大きさが目に付く、エリックファミリーか、それとも皇国…」「皇国がこんなすぐに正体が割れそうなことをするか?」「いえ…皇国と我が国の関係を落としめ…」「他国の謀略ということか?エリックファミリーには監視を付けているな?」「ええ御曹司…」「で、未知領域からの侵略についての情報は?」「先の攻撃以来、目立った動きは…」「そうか…」

そんな、情勢や思惑など露ほども知らず、ワイルド7はジプニスへの迂回路をひた走っていた。
そして、あと数日でジプニス到着まで来た所・・・
その間、セブンはブリッジをノーラとナナシに任せ、ほとんどを水夫の訓練に奔走していた。
なので、折角の休息時間を一緒に取れず、欲求不満気味のノーラは、マリーを掻っ攫い船長室に来ていたのだ。
半分以上ノーラの私室と化したパノラマ展望台になる艦長室・・・ノーラはマリーを抱きかかえ星を一緒に見ていた。
今頃、マリーがいない事に気付いたジェシーが、半分泣きながら船中を探しているかもしれないが・・・
「ジェシーって・・・エッチどう?」
「早いのですけど・・・何度も何度も頑張ってくれるんです・・・」
臆面無くエッチの事を聞き出すノーラと恥ずかしそうに俯きながらも、若干ノロケを見せるマリー・・・2人とも幸せだからできる会話である。
「セブンは、アタイのセクシーダイナマイトバディに夢中だけど・・・マリーのおっきなオッパイにジェシーも夢中じゃないの?」
そう言いながらマリーのオッパイを鷲掴みにするノーラ、それに少し感じながらマリーは甘い吐息を吐きながら身を捩る。

「や、やめて下さい。」
「やめなぁい。マリーはジェシーに抱いてもらってるけど、アタイは最近セブンが忙しいせいでおあずけなんだもん。」
そう言いながら、ノーラはマリーの陰核を摘む。
「ふぁぁぁ・・・」
「ウフフ、いい声。」
「なにやってんだ・・・。」
セブンが船長室に入ってきた。
「ノーラ、お前まだ子供たちに教えることあるだろうが。お〜い、ジェシー、マリーはここだ。」
セブンの後にジェシーが入ってくる。
「ノーラが連れ去ってたのか。ビックリさせないでくれよ。」

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