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ワイルド7
官能リレー小説 - SF

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ワイルド7 39


そうしている間に子供達も帰って来た。
全員分の制服を分配すると、セブンも自室に制服に着替えにノーラと戻ったのだ。
セブンが着替え終わると、ノーラは既に用意が済んでいた・・・と言っても、何時もの下乳丸見えのタンクトップにTバックの上にジャケットを羽織っているだけなのだか・・・
「おいおい・・・制服作ったんだぞ・・・」
ノーラは笑いながらセブンにもたれ掛かると、セブンの手を乳房に導く。
「だってぇ〜・・・胸が苦しいしさぁ〜・・・この方がセブンにすぐ揉んで貰えるんだもん・・・」

ノーラは悪戯っ子のような笑みを浮かべ、セブンのもう片方の手をTバックの中に導いた。
「アタイのダイナマイトセクシーな身体・・・隠すの勿体無いでしょ」
これにはセブンも苦笑するしかない。
セブンは軽くノーラにキスをすると、頭を撫でて言った。
「仕方ねえなぁ・・・さて、歓迎会に食堂に行こう・・・俺達のお楽しみはその後だ」
セブンはそう言って、ノーラの肩を抱くようにして食堂に向かったのだ。

セブンはその時…ほんの一瞬だがvisionを見た…コントロールルームには相変わらず生意気面のナナシ、そして愛しのノーラがいる…その傍らにはセブンによく似た意志の強い瞳をした女の子そして、ノーラによく似た赤毛が映える男の子、その周りで仲良さそうに話す五人の子供たち…ジェシーとマリーは寄り添い、その胸には赤ん坊を抱いている…そして頼もしく成長したミレイユや秀人…ラモンや頼もしい仲間たち…しかし、いくら探しても自分の姿は見あたらない…しかし悪くない気分だった…「どしたの?ボッとして?」気が付くとノーラが不思議そうに顔を覗き込んでいた
「いや、なんでもねぇ。」
垣間見たのは夢か幻か、はたまた現実の未来なのか。
答えはいずれ出る。
だが、彼にとって、大事なのは『今』。セブンはノーラと共に食堂に入っていった。
その頃…ジプニス近海…流線美が美しく船体に描かれた幾何学模様が印象的な赤い戦艦と、それとは対照的に武骨だが、その全身には、これでもかというほどの驚異的な数の砲門を有する黒い戦艦が鑑首を見合わせている…『アンタみたいな小物がアタシに何のようだい?ロロン!』赤い戦艦の艦長…宇宙海賊レイスファミリーのレイスの声である『今日こそてめえを俺のもんにしてやっぜ…カカカ』黒い戦艦の艦長…宇宙海賊ロロンファミリーのロロンの声である…

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