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ワイルド7
官能リレー小説 - SF

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ワイルド7 34

「ヒトというのは不思議でゴザルな…力や権力を誇示したがるモノがいるかとおもえば艦長殿のようなモノもいる…」「そっ!だから私を引き付けて放さないの!」「おまえも戦いたくなけりゃ無理に戦うことなんかねぇんだぜアンバー…子供たちを守ってさえくれりゃあいい…」「マ、マスター殿!一生付いていくでゴザルゥ!」「ダーメ!セブンはあたしのもんだからね!」「はは…そ〜ゆう意味じゃねぇって…」
「にしても…おせぇな…あのガキ…」「そんなこと言わないの!私の可愛い弟くんなんだから!」「ノーラ殿とナナシ殿はキョウダイでゴザッタのか?」「ちがうよ!船のクルーはみんな家族じゃんか!」「そゆことだな…食料プラントのほうも見ておくかな…アンバーはそいつを積めるようにしといてくれよ」
それから、セブンとノーラは食料プラントで非常食などを集め、アンバーは使えそうな部品などを探し、時間を潰していた…するとしばらくして、ナナシの操るカーゴがやってきた…「たく…おせぇぞ」「ごめんごめん…新しい砲門を付ける位置をラモンさんと話し合ってたんだよ」
「そうそう…ベルグリスが未知領域から攻撃を受けているんだって…」「また侵略バカかよ…」「うん…それでね、いくつかのルートが遮断されてるんだって。調べてみたんだけど…ジプニスには遠回りをして行かなきゃならないみたいだ…」「そうか…まあ、資金は調達できたし最低限のもんは揃えられんだろ?」
「でも、遠回りの方が安全ルートだね・・・10日と1月の差はあるけど・・・マリーには少し耐えてもらわなくちゃ」
「うん、それからジェシーの義手なんだけど、一応回収した腕、ラモンさんがある程度は治せるからって」
「まぁ、それなら暫くはいいだろ・・・じゃあ、帰るか!」
セブン達は荷物を積み終わると、ここから引き上げたのだ。

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