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ワイルド7
官能リレー小説 - SF

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ワイルド7 32

詳しくは聞いてないが、彼女は一人では動けない。鍵はかかってなかったので、一応、そぉ〜っとドアを開けるとベッドでジェシーとマリーが仲良く寝息をたてていた。
「・・・・・・」
それを見て、ナナシはドアを静かに閉める。
『・・・どうやって、セブンに説明しようかな』
そんなことを考えながら、ナナシはカーゴのある格納庫に向かっていった。
「お〜い坊!」そこにラモンが近づいてきた…「なんですか?」「ちょっと、ここに書いたものも帰りに積んできてもらいてぇんだ…坊にならわかんだろ?」ナナシハ紙切れを渡されると「戦闘機でも作るつもりですか?」「いや…そこまで大したもんになるかはわからんがね…」「うん…面白そうですね!僕にも手伝わして下さいよ」「あんたがそう言ってくれると助かるぜ…んじゃ任せたぜ…」
「ところでマリーの部屋の前で何してんだい?」「いや、何でもないんだよ…じゃ、僕はセブンたちを迎えに行くから…」「そうかい、リリアンを付いて行かそうか?」「いや…部品もわかるし、セブンたちもいるから一人で大丈夫ですよ…では船のことは頼みますよ機関長!」「おうよ!まかされたぜ!気をつけて行きなよ」そう言うとラモンは去っていった…「そろそろ行くかな」
その頃、子供達の世話を任されていたジェンカは、そのうちの女の子7人をお風呂に入れていた。
ワイルド7の風呂は、珍しい事に大浴場がついている。
勿論、出航中は節水の為回数が制限されシャワーだけになるが、港ではこうやって気兼ね無く使えるのだ。
一緒に入るのは、マリエル、リリアンとアージェ、アニタ、ミレイユである。
「みんな・・・凄く綺麗・・・」
溜息と共にそう言うのはアニタ・・・ジェンカ、マリエル、リリアンのスタイルを見ながら、自分の女の子として発展途上の身体と見比べる。
「そうなった所で、男の性欲の餌食になるだけさ・・・」
アニタにそう言ったのはミレイユ。ミレイユの身体は傷だらけで、胸の起伏は全く無い。
だが、無毛の秘部はアニタよりも遥かに成熟しており、彼女も辛い人生を味わって来た事が見て取れた。

「ずいぶんと苦労したみたいね」
「まぁね。俺もマリーも男共には酷い目に合わされてきた。だから、男なんて信用しない」
ジェンカの言葉にミレイユは怒りに身を震わせながら答える。
「でも、マリーちゃんは信用できる男の人、見つけたみたいだよ」
言い出したのはリリアンだ。
「えっ!?」
「さっき、様子見に行ったらジェシーさんと仲良く寝息たててたよ。すっごく幸せそうな寝顔したた」
「嘘・・・・」
「嘘じゃないよ。それに、船長も男だけど、あなたはここにいる。船長は信用できる人じゃない?」

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