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ワイルド7
官能リレー小説 - SF

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ワイルド7 28

メカの残骸の中から瀕死のセナが現れる…それをジェシーが見つけだした「ちっ…甘くみていたぜ…」「おっと…てめえはまだ死なせないぜ?アンタにかけられた賞金をガッポリいただかんとなあ」「ジルラントファミリーを甘くみるなってんだ!」「でゴザルな!ハッハッハッ…」
「・・・甘く見てんのは、そっちの方だ。若造ども。」
セナの手から離れた一つの物体は瞬時に辺りを煙に包む。
「クソッ!!」
晴れる頃にはセナの姿は何処にもなかった。
「むう、逃がすかでゴザル。」
「よせ。こっちには子供もいるし、ジェシーは怪我、お前にはリリアンがくっついてるんだ。ほっとけ。」
「確かに、ここまで痛めつけたら、しばらくは襲ってこないさ。腕も無くなっちまったし、早いとこジプニスに行こうぜ。」
その頃、ノーラとナナシは・・・
「畜生っ!」
ノーラに足を撃ち抜かれた男が手榴弾を投げる。
ナナシはとっさに避けるが、爆風に小さな身体を吹き飛ばされてしまった。
地面に叩きつけられるはずが・・・柔らかい感触。ナナシはノーラに上手くキャッチされ、爆乳が丁度良いクッションになったのだ。
柔らかいぽよぽよとした感触・・・この包み込むような感触に男は虜になるんだなと納得がいった気がした。
「有り難う・・・お姉ちゃん・・・」
ナナシ自身も無意識に口に出た言葉。

ノーラは気づいたような気づいてないような表情で笑う。
「相棒なんだから、お互い様よ」
相棒・・・その言葉を小さく呟くナナシ。
そうだ相棒なんだ・・・セブンと同じ、大切にしなきゃならない相棒なんだ・・・
ナナシはノーラを見ながら思う。自分はこの人の相棒でいようと・・・
この日からナナシはノーラの事を『お姉ちゃん』と呼び、片腕として力を尽くすようになっていくのだった。



セブンはジェシーの片腕を拾うと全員を集める。
全員合流すると、セブンはカーゴを呼び、周囲の物色を始めた。
丁度いいところにほぼできた戦闘艦・・・この装備を拝借することにしたのだ。
セブン達の解体に子供達も手伝ってくれ、解体は順調に進む。
大口径フェザー砲2門、中口径バルカン・フェザー4門、レールキャノン4門・・・とりあえず主、副砲クラスを重点的にカーゴに積み込んだのだ。
「とりあえず満杯だな・・・一旦帰るか・・・」

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