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ワイルド7
官能リレー小説 - SF

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ワイルド7 26

一方、リリアン、アテナ、子供達は・・・・

「レーダーで確認、船長とジェシーさんはこっちに来るようです。」
アテナの内蔵レーダーがセブンとジェシーを捉えていた。
「ナナシさんとノーラさんは?」
リリアンはまた壊れたクロス・アンバーを直している。どうやら、打ち所が悪かったらしい。
「25人の敵と交戦中です。援護が必要そうですね。まだ直らないんですか?」
「う〜ん。故障箇所が見当たらないんだけどなぁ。・・・しょうがない、父さんの奥義を試してみよう。」
「奥義ですか?」
アテナの質問に答えず、リリアンは眼を瞑り、集中し始める。
そして・・・
「・・・・・・やぁ〜〜〜!!!」
眼を見開き、叫びながらリリアンはクロス・アンバーの脳天にチョップをかます。
すると、同時にクロス・アンバーが動き出した。
「なんか・・・もの凄く、元気みたいですね。」
クロス・アンバーは何故か、リリアンを乗せて走り出した。
「そっちはナナシさん達がいますから、ちょうどいいです。そのまま援護してきてください。」
「ちょ、・・・待って!!止まらな・・・イヤ〜!!!」
アテナはいつでも冷静だった。
遺跡荒らしたち一団のちょうど後ろ側からクロス・アンバーとリリアンが現れた…それに動揺したのが、唯でさえ統率の取れていない一団がさらに隊形を崩した「今ですノーラさん!」ナナシの思惑どおりにことは進み、ノーラの正確な射撃とナナシの機敏な攻撃で次々と遺跡荒らしを倒していく…
ガガ…ギィィ…「こりゃあマジでヤベェぜ…ジェシーくん」セブンとジェシーの前に巨大な多足歩行型メカが現れる…操縦しているのはやはりセナ・マハードである…「キャプテンさんよ、何か策はねえのかよ?」「何かって言われてもよ…あの装甲貫くにはデザートイーグルでも厳しいぜ…」
「んなぁ事は見りゃわかるぜ。」
セナの操縦するメカはセブン達を踏み潰そうと脚を上げる。
それとは別に後ろから何かの足音が聞こえてくる。
「なんだありゃ?」
見てみるとリリアンを乗っけたクロス・アンバーが突っ込んでくる。
「どいてくださぁい!!!」
リリアンを乗っけたクロスはセブンとジェシーの間に止まった。
「ハァ、ハァ、ハァ。大丈夫ですか?」
「お前の方こそ。」

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