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ワイルド7
官能リレー小説 - SF

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ワイルド7 21

奥に入って行くと、広大なスペース・・・そこには作りかけの宇宙船が並んでいた。
「こりゃ凄げえ・・・大戦前の宇宙船のドックだぜ・・・掘り出し物ってなレベルじゃねえ!」
「うん・・・これならワイルド7に付けれる武装があるかもね」
セブンとナナシは感嘆しながら周囲を見る。
「周囲の安全が確認できたら、カーゴを呼びましょう」
リリアンもドックの規模に驚きながら周囲を見ていた。

「いや…その前にゴミ掃除が必要だな…」セブンはそう言うと辺りを見回す「うん…囲まれてりみたいだよセブン…」「遺跡荒らし…ですか?!」
と、ドックの奥にロボットが座っているのに気づいた
「これは…」
「これは大戦前に試験的に製造された白兵型戦闘用ロボット『クロス・アンバー』だよ」
ロボットを見ていたリリアンにナナシがつぶやいた
「珍しいんですか?」
「珍しいね、もともと生産台数が少なかった上に大戦でほとんど破壊されたからね。見ようと思ったら有名な博物館に行かないと見れないと思うよ」
そう言ってリリアンを見るとクロス・アンバーのハッチを開けていた
「修理してみます」
「修理って…この型のロボットは修理が難しいよ?」
「頑張ってみます」
「キャプテン…どうやら遺跡荒らしが近づいてるみたいですが…」ジェシーがセブンに訪ねる「ああ分かってるよ…まあでもそんときはジェシーくん頼むよ!な!」「ええっ!遺跡荒らしなんているをですか!」リリアンの顔は青ざめる「うん、近いよ…それも数十人は下らないね…」ナナシは修理を手伝いながら冷静に答える「まあ、そんな心配はいいから早くそいつを動けるようにしてくれよ!」
「囲まれてるから時間はあまりないぜ・・・無理っぽかったらすぐに離れるからな」
「大丈夫・・・5分時間を下さい・・・」
微笑んでリリアンの肩を叩きながら、セブンは周囲を注意深く見渡す。
その横でナナシが何かをいじってる。
「何してるんだ?」
「動いたら使えるように武器をいじってるんだ・・・手に付けれるガトリングと高周波ランスを合体させて・・・ガトリング・ランスってとこかな」
若干楽しそうな声で、手だけは高速に動かすナナシ。

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