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ワイルド7
官能リレー小説 - SF

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ワイルド7 19

そして、部屋を出たジェシーは、ばったりとノーラと鉢合わせていた。
ノーラの格好は、下乳丸見えのタンクトップにTバックの下着だけ・・・いつものリラックスした姿だ。
それを知らなかったジェシーは、ノーラの殺人的なボディーに顔を真っ赤にし、慌てて視線を外した。
その様子は、年相応の純朴な少年そのもので、可愛いらしくも微笑ましいジェシーに、ノーラは笑顔で言った。
「ふぅん・・・意外と免疫ないんだねぇ・・・」
「あのさ・・・俺、女性に下着姿で彷徨かれる所にいた経験ないよ!」

目のやり場に困りながら答えるジェシーに、ノーラは面白そうに口を開いた。
「ジェシーって・・・男の子が専門?」
「あうっ!、そうじゃなくって!・・・あっ!、そだそだ、機関室ってどこ?・・・ラモンさんがカーゴ取りに行く時に、俺の車運んでもらおうと思ってたんだ」
なんとか、話題を変えるジェシー。ノーラは笑いながらも、きびすをかえす。
「付いておいでよ・・・案内したげる」
そうしてノーラに付いて行くジェシーだが、今度はノーラのTバックで丸見えの魅惑のヒップに、目のやり場を失う事になったのだ。

目のやり場に困りながらジェシーが機関室に着くと、怒鳴り声が聞こえてきたのだ。
見ると、仁王立ちで怒るラモンと、尻餅をつき口から血を流すリリアンがいたのだ。
「何度言ったら分かるんだっ!」
「ごめんなさい・・・」
どうやらミスしで殴られたらしいのだが、ジェシーが間に入ろうとすると、ノーラ、そしてリリアン本人がそれを止める。
「殴られて当然なんです・・・この仕事は命を預かる仕事ですから・・・」
立ち上がるリリアンを見ながらジェシーは、彼女の強さに感心してしまったのだ。
「大変だねぇ、機関士もさ。」
ノーラが呟くと、ラモンがこっちを向く。
「・・・・嬢ちゃんよ、俺は新入りだからとやかくは言わんが、その格好でここには来ないでくれるか?」
「はいはい。そうそう、ジェシーが話があるってさ。」
そう言うと、ノーラは機関室を出ていった。
「なんだい?」
「カーゴ取りに行くときに、俺の車も一緒に運んでくれませんか?」
「ああ、良いぞ。早速取りに行くか。おい!俺が帰って来るまでにちゃんと直しておけ!」
ラモンはリリアンに怒鳴って機関室を出ていく。ジェシーも後に続いた。
一人残ったリリアンは作業を再開する。


次の日。
「おぉし、今日の探検には誰が行くかを決めっぞ。」
セブンはいつになく張り切っていた。
「まず、俺だろ。ナナシも外せないし、ジェシーは考古学者だから来てもらわねえとな。後、3人ぐらいかな。」
「そうだね。俺の車は6人乗りだから。」

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