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ワイルド7
官能リレー小説 - SF

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ワイルド7 17

「おう、それなら心当たりがあるぜ」
セブンがそう言って向かったのは待ち合わせのテーブル。
テーブルにはジェシーと被害者が一緒にいたのだ。

「なるほどね、その遺跡とやらには昔の宇宙船やらなんやらのパーツも埋まってたりするわけか」
「そうだ、しかもまだ使えるものも多いうえ古代戦闘船で使われていたレアメタルやパーツもたまに見つかる」
「場所は?」
「ここから北に行った所にある山岳地帯にある、これがその場所を記録したディスクだ」
そう言うとセブンにディスクを渡した
「ひとまず船に戻りますか?ジェシーくん…遺跡にはナナシも連れていかねえとならねえしよ…」「彼はそんなに頼りになるのですか?」「まあ…つうかね、除け者にしたらスネちまうだろからなあ…ノーラも気になるしよ…おまえも今日のところはゆっくり休めよ」
俺とジェシーはフタレインを手渡しに行き、賞金を受け取ると、再びカーチスの店に向かうことにした…
そして、カーチス夫妻、女医マリエル、アーライン一家に向かって頭を下げたのだ。
「すまねえ・・・さっきのヤロウからのふんだくった金だが・・・全然足りねえ・・・」
「いや、いいさ船長・・・あんたはよくやってくれた・・・生きていれば、またやり直せるさ・・・」
全員を代表してラモンが言った。セブンは頭を上げながら、真剣な表情で言ったのだ。
「なあ、あんたらの新しい職場・・・俺の船ってのはどうだい?・・・丁度、あんたらの職業いないんでな・・・まぁ、暫く乗ってくれて店を持ちたいと言うんだったら、俺が援助するし」
セブンの言葉に全員が目を丸くする。
「いいのか?・・・俺は願っての無い話だが・・・」
ウィルが妻の顔を見ながら答える。
「私も、こうなったし大歓迎だけど・・・」
マリエルも驚きながらもそう言う。
「あんたなら信用できそうだな、船長・・・むしろ俺からお願いしたい」
ラモンがそう答えると、セブンは笑みを作って言った。
「じゃあ、俺の船に来てくれ!・・・歓迎するぜっ!」

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