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ワイルド7
官能リレー小説 - SF

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ワイルド7 11


そして、1時間後・・・
加速を終えた船は、ワープドライブを作動させ、ロングジャンプに入った。
「・・・ナナシ・・・生きてるかぁ?」
「・・・なんとかね・・・死にそうだけど」
よろよろと起き上がるセブンとナナシは、ブリッジの惨状を見る。
2人は初めてじゃないから解っていたが、初めての3人は酷い有様だった。
3人分のゲロがブリッジ中に飛び散り、あちこちを汚し、3人とも失禁しながら白目を剥いていた。
「予想してた結果だけど・・・酷い有様だねぇ・・・」
「耐Gとは言わないが・・・汚れの落ちやすいブリッジにしとくべきかな・・・ナナシ、子供2人をベットに運んでやれ、それからブリッジの掃除だな・・・」
セブンとナナシは手分けして、3人のベルトを外していく。

「こりゃ・・・ひでえな・・・」
ノーラのベルトを外しに言ったセブンは、その惨状に呟く。
裸のままのノーラは失禁でシートをベチャベチャに濡らし、口の周りにゲロを張り付かせ気絶していた。
セブンが口の周りを拭って綺麗にしてやると、ノーラは身じろぎして、目を覚ました。
「おっ!・・・気が付いたか!・・・最悪だろ、これ・・・」
焦点の合わないとろんとした目をしていたノーラだが、暫くしてセブンが解ったのかにっこりと微笑む。
それはエッチの時の妖艶な笑み・・・
「・・・き・も・ち・・・よかったぁーっ!!・・・」
よく見るとノーラの乳首と淫豆は大きくしこっている。
「お前・・・大物だぜ・・・」
あれで感じてイッていたノーラを、セブンは半ば呆れながら見つめたのだ。

兎にも角にも、やっとディアニスに着いたワイルド7一行は…動けそうもない三人をおいて、宇宙港に降り立つ、セブンとナナシ…なんか、港はざわついている…「おい聞いたかよ?『レトロガンナー』らしいぜ?」「ああ、すげぇ早打ちで、十人をアッという間だてよ!」「あぁ、何かバンディッツの抗争の被害にあった女を助けたらしい…『ジェシー』とか言ったか?」…
「ジェサイア・ルーファス?何か聞いたことあんなあ…」「知ってる人なの?」「んあ、何か聞いたことある響きなんだがよ…ガキの頃だっけかな…」「いまでも十二分にガキだけどね…」ゴツン!!「うるせぇ!」
見てみると、10人ほどの男たちが病院に運ばれていくところだった。
現場は警察に封鎖され、近くには寄れないがどうも一方的らしい。
「一人で10人。かなりの凄腕だね。」
「しかも、全部古式銃だ。だから『レトロ』なんだろうが。・・・思い出したぜ。『レトロガンナー』といや、この前一人で300人の兇族を叩き潰して名をあげた賞金稼ぎだ。」
話によると『レトロガンナー』は近くの酒場に行ったらしく、セブン達も興味本位で行ってみることにした。

「あんたがレトロガンナーかい?」
「・・・僕に何のようです?」

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