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モテモテの世界
官能リレー小説 - SF

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モテモテの世界 20

「ねえ!あそこにおもしろそうなのあるよ!」
しばらく歩くと、美咲が指をさしたのは大きいリングだった。
「女同士で1対1で水着を脱がし合う女限定の格闘アトラクションだって!」
そこのアトラクションには客がたくさん集まって応援をおくっていた。
ルールは水着を脱がせるか、降参するか、リングから出たら負けか。

「えっ?まさか美咲、あんなのやる気?」
「面白そうじゃない」
「いや、下手をすると美咲が他人にひん剥かれて人前で裸にされるじゃないか。美咲を裸にするのもそれを見れるのも僕だけで良いよ」
「健吾……」
美咲は顔を赤くした。
「だ、大丈夫よ。私がその辺の女に負けると思う?」
「まあ、確かに」
「勝ち進めば豪華景品が貰えるみたいだからやってみたいの」
正直、美咲が対戦相手に脱がされる可能性が有るし、何より美咲とヤりたかったのもあって反対だったけどココまでやる気になっているのなら仕方無い。
「しょうがない。でも、出るなら絶対に負けたら駄目だよ」
「任せなさい!」
こうして美咲は脱がしあいのアトラクションに参加するのだった。

ここのアトラクションだからトンデモ水着を着させられるかと思ったけど、ゲームの内容からいって流石にあっという間に脱げる、というか取れる水着ではゲームにならないからか意外と露出は控えめだった。それでもスタイル抜群の美咲だから色気たっぷりで、最初に出てきた時は大歓声だった。
そして圧倒的強さで勝ち進み、最大5戦の戦いを見事勝ち抜いて豪華景品を手にする事になった。2、3戦目辺りまでは脱げなくて残念がられたが流石に4、5戦目ともなれば勝って(脱げなくて)も大いに盛り上がった。

「ちょっと待ちなさい!」
ほかのところに行こうとしたら、美咲の前に美咲に負けず劣らずの美女が声をかけてきた。
「西沢由美さん?」
「だれ?」
「空手部の主将よ。」
「私とリングで戦いなさい!」
「まだ、私に負けたこと根に持ってるみたいね。」
こんな場所で、知り合いに出会うとは、随分と珍しい事もあるんだな。
しかもうちの学校の生徒か……
うちの女子って変態の痴女ばかりなのか?
「もう一度勝負よ」
「お断りよ、今デート中なのよ!
 気を利かせなさい!」
美咲、強気だな。
デートを邪魔されたくないって顔に出てるよ。

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