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モテモテの世界
官能リレー小説 - SF

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モテモテの世界 19

受付を終わらせたあと、美咲が観覧車に乗りたいと言ってきたから乗ることにした。
観覧車の中、
「高いところは平気?」
「うん。平気だと思う。」
実は高いところは苦手だったことを、乗ってから思い出した。長時間、下を見てなければなんとか耐えられるけど。
「顔色悪いよ。大丈夫?気分が悪くなったら言ってね。私が膝枕をしてあげるから。」
「あ、いや、それは嬉しいンだけど……」

ヤバい、恐怖でとてつもなく勃起しちゃってる!
命の危険を感じると、子供を残したくなるって言うけど、自分、観覧車で発動しちゃいますか。

「あら、膝枕より別の事の方がいいみたいね」

美咲に股間の膨らみがバレちゃったよ。
これは超恥ずかしい。
「もう少しで下につくけど我慢できる?」
僕は甘えるように美咲に抱き着いた。
「だめかもしれないから気を紛らわすために体を触らせてよ。」
「誰かに見られたら、恥ずかしいよ。」
「服は着たままだから大丈夫だよ。下についたらやめるからさ。」
美咲は僕に甘えられると強く断れないみたいだ。



すかさず美咲に抱きつき、お尻を触る。
「ひゃっ! もう!」
美咲は尻も触り心地、最高だな。
性欲で恐怖心を紛らわせていると、不意にゴンドラの扉が開けられる。
「あれ、もう着いたの?」
「まったく…、私のお尻に熱中し過ぎよ。」
「いやー、美咲のお尻が気持ち良くて、気が付か無かったよ。」
美咲を褒めつつ、お尻を触るのは継続しつつ、僕らは観覧車から降りた。
その場を離れる際に観覧車を眺めると、他のゴンドラがやたらと揺れていた事に気が付いた。
よくよく見ると、なんとゴンドラ内でヤッてるカップルが、沢山居るではないか。
ああ、そうだった。
ここはあのレジャープールと同じ会社の施設だったっけ。
アトラクション内でしちゃうのも有りなんだな。
「どうかした?」
「いや、ゴンドラの中でヤッてる連中もいたみたいでさ」
「でも健吾、あの中でなんて落ち着かないんじゃないの?」
「まあ、確かに。それこそどんな暴走するか分からないな」
「なら、もっといい場所を探しましょう」
「美咲もその気になったの?」
「……余計な事言ってないで、次の場所を決めましょう」
美咲は視線を逸らしてそう答えるのだった。

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