過去に戻った男 4
僕は美月さんの後ろに回りおっぱいを掴んでみる
「ちょ、だ、だめ。」
そういや、美月さんのおっぱいを揉むのは初めてかもしれない。
「お姉さんの体もいいな。」
変態っぽく美月さんの体の匂いを嗅ぐ。
「もう、こういうことは伊織にしてあげなさい。」
その伊織はふざけ合っている僕たちを見て笑っている。
「はあい」
僕は、右手を伊織に向け、服の上から、そしてその次には服の中に手を入れて胸に触れた。もう片方の手は美月さんの胸に触れたまま。
「アアー、ヤダー智樹さん…」
僕は言葉に構わず2人の胸を刺激した。
元の子供の僕では思いつかないことだが、パパの記憶が流れ込んでいるせいで自然にこんな感じになった。
「わ、私お風呂に入ってくるね。」
伊織は僕から離れてお風呂に行った。
「ほら、伊織もいなくなったからおふざけも終わりよ。」
美月さんも僕から離れようとしたけど、僕は構わず美月さんを抱きしめた。
「だ、駄目よ、これ以上は伊織も怒るわ。」
「美月さんの事も好きになった。あいつ、風呂に入ってるの長いから少しくらい大丈夫だよ。」
僕は両方の手を美月さんの服の中に入れて、ブラの上へ、そしてその下の胸そのものへと指を進めた。
「やめてぇ〜」
それは本気で言っているのではないと思った。僕は前に回り、美月さんの唇を奪おうとした。
突然、テレビで見たことがある、あの過去に戻るSF映画の一場面が頭に浮かんだ。自分が消えないように必死になる主人公。
それとともに僕の頭ももうろうとしてきた。
もし、別の運命を選び、伊織と別れたら僕は…消える…のか…??
ゆっくり目を開けると見たいとない部屋で目を覚ました。
「どうしたの?智樹。具合悪いの?」
横見ると裸の美月さんが僕の顔を見てた。
「ここ、どこ?」
「寝ぼけてるの?私の部屋でしょ。私たち付き合ってるのよ。」
「え?いつから?」
「1週間前に、智樹が伊織の家に泊まりに来て、その翌日からよ。」
「僕は伊織と別れて、美月と付き合ったのか?」
「別れていないから大丈夫よ。」