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寄生侵略者
官能リレー小説 - SF

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寄生侵略者 13

その行為が終わるよりも先に、部屋に何かが流し込まれ始める。
「な、なんだ!?」
最初は水のような物かと思ったが、臭いが違う。甘い匂いを放つ液体が部屋の中を満たしていく。
それと同時に俺のチンコがその液体を吸収を始めた。尿道を逆流するように入ってくるそれを、俺は何故か受け入れてしまっていた。
「ああ…」
液体が部屋に流し込まれるスピードは吸収を上回っているので、水位は徐々に上がっていく。
やがて、俺の身体は完全に飲み込まれてしまった。
不思議と息苦しさは無い。むしろ心地よい浮遊感に包まれている。
なので俺はそのまま身を任せ、思案に耽る事にした。
あの時の男子生徒達は、触手を尿道から入れられていた。今の俺の状況も似たようなものではないだろうか?
銀色の触手が透明な液体になっただけで、俺も今まさに同じ目に遭っているのではないかと思う。
奴等の技術を防衛軍が解析して似た様なシステムを作り出したのだろうか。だとしたら、それはそれで良いことだ。
奴等の高い技術力は人類の未来にとって必要なものだし、それに俺自身もこの快楽に溺れてしまいたいと思っている。
少なくとも非人道的な実験や人体改造よりはずっとマシだ。
そう考えると、自分がここにたどり着いた意味がようやく分かったような気がした。
「そうだ、俺は…」
俺が呟いたその時、尿道口が押し広げられるのを感じた。
そして次の瞬間には、何かが俺の体内を勢いよく駆け巡っていく。
「ああっ!すげぇ…」
全身がチンコになってしまったかのような強烈な刺激に、俺は声を抑えられなかった。
あまりの快感に頭が真っ白に染まっていく。
いや、それだけじゃない。部屋の中が本当に真っ白く輝いているのだ。
ビカーンビカーンと部屋全体が眩いばかりの白で埋め尽くされていく。部屋の壁に照明が仕込まれていて、それが光っているのかと思ったがどうやら違うようだ。
だとすると、この輝きの正体は何だ?考えようとするが、その度に思考が乱されてしまう。

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