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過去の世界へ
官能リレー小説 - SF

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過去の世界へ 5

こうして美雪が献身的なのも初めての男や前の男から、女が舐めて跨がって当然と教わったからだそうだ。
僕の知らない一人目や、同じ大学で時々うらめしそうにこっちを見てくる前の男は、美雪の純朴さにまかせて随分と注文が五月蠅かったのだろう。

そしてこうしてフェラチオしてもらう間いじくり回している膣内は冗談の様に狭い。
初めて僕が美雪とセックスした時は処女かと間違う程に痛がっていた。
別に僕がモノのサイズを自慢している訳じゃなく、美雪は案外セックスの経験回数が少ないそうだ。
 その狭いところも、そろそろ適度に湿ってきた。
 美雪は、口を離した。

「じゃあ、そろそろ、挿れるね…」

 美雪は、僕のモノを握り、ソコへと導いていった。

 また跨るんだな…でも、少しは僕も男らしく、責めたほうがいいかな…

「美雪…」
「何?」 
 
「今日は僕が責めるよ。」
「え?あっ。」
僕は美雪のおっぱいの感触を楽しむようにゆっくりぐにぐにと揉んでみた。
「あっ。あのね。街へ遊びに行くと電車の中でたまに痴漢にあったりするんだ。」
「え!!襲われたのか?なら大声を出して助けを呼ばないと。」
「最初はそうしようと思ったけど、そのおじさんストレスを溜めてたみたいだから、少しだけやらせてあげたの。」
(今度遊びに行くときは僕も付いて行こうかな。)
「大丈夫だったか?気持ち悪くなかったか?」

「あぁん…ヒロト…それは、気持ち悪かったよ、知らないおじさんにさわられるのは…」
「そうだよな…」
  僕は、そう言った後、美雪の胸の先端を舌で転がし始めた。
「ひゃっ…でも、そうやって、さわらせることも、私ができる、男の人への奉仕のひとつなのかな、とも思った」
「そんな!」
何かと理不尽な男の欲望に成すがまま言うがまま、美雪のお人好しぶりには寒気すら感じた。

この現実世界を18禁ゲームや画物アダルトDVDと混同し、こいつはMで淫乱だから何をしてもいい、イジメじゃないよ遊んであげてるんだよとばかり。
そんな悪知恵を働かせたイジメっ子感覚を社会にひきずり、勘違いした性犯罪者そのものな男達に僕は怒りを覚えた。

元の歴史で僕と別れた後の美雪は大学内で、頼めばヤラせてくれる女神様という不名誉なレッテルを貼られ孤立していた。
当の美雪本人はそれが普通と刷り込まれながらも、自分の何がおかしいのか解らないと泣いていた。
断じて言おう、美雪は二次元のオモチャじゃない生身の人間だ。
確かにちょっと天然で危なっかしい所はあるけれど、この時代の現実世界に存在する僕の恋人なんだ。

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