過去の世界へ 13
「そうですね・・わわっ!!」
答えようとしたら虹野さんがバランスを崩し抱きつかれてそのまま押し倒された。
「こういうこともしてるの?」
「こ、こういうこと?」
「私のことも好きになってほしいの。」
「う、う〜ん…」
美雪が、そう言って、こっちに寝返りを打った。でも、眼は閉じているようだ。寝言か…
美雪、どう思うだろう…
でも、こうして虹野さんと泊まることも了承してくれた美雪。
えい!もう、なるように、なれ!
「そう…キスシーンとか、あるんだ」
虹野さん、上になった状態で、僕にキスする。
「それで、前張り使うようなシーンは、まだ経験無くて…」
狭い視界のなか、虹野さんがスカートの中に手を入れてパンティを下ろしているのが見える。
「今日は…前張り無しでも…いいかなぁ、とかいってぇ」
「ええっ!それは、いくら何でも…」
これは“なるように、なれ!”の範囲なのかどうか、僕は判断に迷った。
「ここを開ければいいのかなぁ」
僕は動けない中、虹野さんが僕のジーンズのチャックを開いて、その奥のトランクスの開いた部分にも手を進めて、その中身を取り出すことを阻止できなかった。
「うわぁ、こんななんだぁ」